「投資経験は少ないけど、株式投資を始めてみたい」というあなたは、まず単元未満株を使って少額から投資を始めることをおすすめします。
※単元未満株とは、1株単位の株式のこと
日本株は通常、100株(1単元)ごとの売買となるため、取引をするにはある程度の資金が必要です。たとえば、NTT株に投資するなら、約39万円必要です(2022年6月)。
投資金額が多いと失敗したときの損失も大きくなるため、最初は単元未満株を使って、1株単位で少額から投資するとよいです。
単元未満株の要点
単元未満株は証券会社が独自に提供しているサービスであり、従来は手数料がやや高めなのがデメリットでした。
しかし、SBIネオモバイル証券が格安な定額制プラン(月間合計取引額が50万円以内ならば、何回取引しても手数料は実質20円/月)を導入したため、単元未満株を利用しやすくなりました。
単元未満株を使えば、1株単位で少額から投資できるので、銘柄選びに失敗しても損失は比較的小さく済みます。まだ投資資金が少ない方でも安心して始めることができます。
単元未満株の最大のメリットは、投資経験を得られること
一方、投資額が小さい場合、うまくいっても得られる利益は限定的です。やっても意味がないと考える人もいるかもしれません。
しかし、大事なのは少額でも投資を経験することです。経験を積むことで銘柄選びのノウハウや、自分の投資スタンスがはっきり見えてくるというメリットがあります。
本格的な投資を始める前の練習や、経験値を貯めるための分散投資の一環として単元未満株を活用することをおすすめします(私も株式投資を始める時は単元未満株からデビューしました)。
単元未満株のメリット・デメリットや、おすすめの証券会社について、以下にまとめました。
単元未満株のメリット・デメリット
単元未満株でおすすめの証券会社
具体的な株式投資ノウハウ
単元未満株で投資すると決めたら、次に、どういう銘柄を選ぶかを検討しましょう。
個別株式投資の投資スタイルとして、大きく分けて以下の3つがあります。
- 割安株(バリュー株)投資
- 成長株(グロース株)投資
- 高配当株投資
はじめての投資であれば、割安株(バリュー株)投資か、高配当株投資がおすすめです。銘柄選びを間違えなければ、比較的損しにくいからです。
一方、成長株(グロース株)投資は王道的な投資方法ですが、比較的ハイリスク・ハイリターンな投資手法です。もちろん成功している人もいますが、投資初心者には難しいので、当サイトではあまりおすすめしません。
割安株、高配当株投資についてのまとめ
割安株投資、高配当株投資については、以下のページでまとめていますので、よければどうぞ。