【2019】割安株ランキングのベスト10。株価が安くて、好業績・好財務な中小型株が狙い目

割安株ランキング 割安株(バリュー株)投資
この記事ではこんな疑問にお答えします。

  • 「割安株投資でおすすめな銘柄を知りたい」
  • 「業績が好調、かつ株価が割安なお宝銘柄はないだろうか?」
割安株は比較的損しにくく、安心して長期保有できるのが良い点です。

しかし、割安株の中には業績がよくない銘柄が多いです。指標的には割安でも、何年も割安のまま放置されている銘柄もよくあります(この状態をバリュートラップといいます)。

バリュートラップに陥らないためには株価の割安さだけでなく、業績・財務が良好な銘柄を選ぶと良いです。このような銘柄は業績の拡大に伴って株価が修正されることが多いので、比較的失敗が少ないと感じています。

本記事では私なりの投資基準で選んだ、割安株ランキングのベスト10について紹介します。

本記事は、自分の銘柄調査の一環として行ったものです。私なりの投資判断が含まれていますが、投資を推奨するものではありません。

投資をする際は、最新の情報を調べたうえで、自己責任で投資判断をお願いします。

本ランキングの判断基準

本記事では、以下の6つの観点を重視して、業績・財務が良好な割安株を10銘柄、厳選しました。

  • 業績は成長しているか?
  • 利益率が高いか?
  • キャッシュフローが潤沢か?
  • 財務は健全か?
  • 株価は割安か?
  • 株主還元姿勢があるか(配当、株主優待)?

以下では、それぞれの銘柄とその特徴について、簡単に解説します。

本記事では、割安さの基準として一般的でわかりやすいPER、PBRを参考値として株価の割安さを表示していますが、実際の銘柄選びでは企業価値評価手法による理論株価を重視しています。

企業価値評価手法では、収益性と資産性を総合評価するうえ、資産の質も考慮することから、ある程度合理的に割安さを判断できると考えているからです(企業価値評価手法で割安と判断された銘柄はPER、PBRも比較的割安になることが多いです)。

企業価値評価手法による割安株の見つけ方については、以下の記事をどうぞ。

ランキングの一覧

最初に、本ランキングの一覧を載せます。

それぞれの銘柄について、以下で解説します。

1位.【8117】中央自動車工業

割安株ランキング1位は【8117】中央自動車工業です。

中央自動車工業は国内向けコーティング剤や海外向け自動車補修部品など自社企画の自動車用品を販売する会社です。

東証2部上場で、ややマイナーな銘柄ですが、高付加価値品の販売が国内、海外で好調であり、利益率が高いという特徴があります。

中央自動車工業は好業績・好財務な企業として定評があり、株価は業績成長とともに以下のようにだんだん上昇しています。

中央自動車工業の株価チャート

中央自動車工業の株価チャート(引用:SBI証券のホームページ)

一方、中央自動車工業の投資指標は以下のようになっており、株価はやや割安な水準です(引用:YAHOO! ファイナンス、2019年8月)。

  • 予想PER:8.7倍
  • 実績PBR:1.5倍

割安さの原因は、中央自動車工業が東証2部上場であり、機関投資家が参入しにくいためと考えられます。時価総額や流動性をあまり気にしなくてもよい個人投資家にとってはむしろチャンスは大きいと考えています。

詳しい銘柄分析について、知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
中央自動車工業の株価は買い時?好業績・好財務の、隠れた優良銘柄を分析してみました

2位.【7164】全国保証

割安株ランキング2位は【7164】全国保証です。

全国保証は主に住宅ローンなどの信用保証をする会社です。独立系なので全国の金融機関と提携できることを強みとしており、契約者数が年々増加しています

全国保証はややマイナーな企業ですが、好業績・好財務な企業として一部の投資家に人気があります。

全国保証の株価は以下のようになっています。

全国保証の株価チャート

全国保証の株価チャート(引用:SBI証券のホームページ)

株価は2015年以降、横ばいの状態が続いていますが、業績は順調に拡大しています。そのため、株価指標は以下のように割安になってきています(引用:YAHOO! ファイナンス、2019年8月)。

  • 予想PER:10.9倍
  • 実績PBR:2.2倍

全国保証は安心して長期保有できる銘柄の一つだと考えています。

詳しい銘柄分析について、知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
全国保証の株価は買い時?株主優待や配当に加えて、業績・財務が魅力的な優良銘柄

3位.【9433】KDDI

割安株ランキング3位は【9433】KDDIです。

KDDIはauブランドで有名な大手通信会社です。携帯電話事業は毎月安定的に収入が見込めることと、電波の規制があるため、寡占性が高いという強みがあります。

また、KDDIは携帯電話事業のほかに、じぶん銀行や物販などの非通信分野を伸ばすことにも力を入れています。

KDDIの株価は以下のようになっています。

KDDIの株価チャート

KDDIの株価チャート(引用:SBI証券のホームページ)

KDDIの株価指標は以下のように、やや割安になっています(引用:YAHOO! ファイナンス、2019年8月)。

  • 予想PER:10.0倍
  • 実績PBR:1.5倍

KDDIの割安さの原因は、通信料金に対する国(総務省)の介入があって、利益減少懸念があることと、楽天の携帯電話事業への参入によって競争激化の懸念があることの2つと考えられます。

今後は上記の影響がどこまで利益に表れるか次第ですが、今後も通信需要の拡大は続くと考えると、長期保有に適した割安株であると考えています。

また、KDDIは高配当と株主優待でも人気があります。インカムゲイン狙いでも投資しやすい貴重な銘柄です。

詳しい銘柄分析について、知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
高配当利回りと株主優待で人気のKDDIの株価はどうなる?業績や割安度など検討してみました

4位.【9436】沖縄セルラー電話

割安株ランキング4位は【9436】沖縄セルラー電話です。

沖縄セルラー電話はKDDI傘下の総合通信会社で、沖縄における携帯電話シェア5割を誇る企業です。

沖縄セルラー電話の株価は以下のようになっています。

沖縄セルラー電話の株価チャート

沖縄セルラー電話の株価チャート(引用:SBI証券のホームページ)

株価指標はKDDIと似ていて、やや割安な水準です(引用:YAHOO! ファイナンス、2019年8月)。

  • 予想PER:10.2倍
  • 実績PBR:1.2倍

KDDIと同じく、今後の業績は通信料金がどうなるか次第です。とはいえ、今後も通信需要の拡大は続くと考えると、沖縄セルラー電話は長期投資に適していると考えています。

また、沖縄セルラー電話も高配当と株主優待で人気があります。インカムゲイン狙いで投資するのにも適しています。

5位.【7833】アイフィスジャパン

割安株ランキング5位は【7833】アイフィスジャパンです。

アイフィスジャパンは投信目論見書や販売パンフレット、アナリストリポートなどの印刷をメインとしているほか、コンセンサス予想なども提供しています。

利益率が低い会社が多い印刷業界において、営業利益率約15%(2018年12月期)という高利益率で知られています。

アイフィスジャパンの株価は以下のようになっています。

アイフィスジャパンの株価チャート

アイフィスジャパンの株価チャート(引用:SBI証券のホームページ)

株価の上下がやや激しいですが、長期的に見ると株価は上昇傾向にあります。一方、業績も順調に拡大しているため、株価指標もやや割安な水準にとどまっています(引用:YAHOO! ファイナンス、2019年8月)。

  • 予想PER:10.9倍
  • 実績PBR:1.6倍

アイフィスジャパンの業績は証券業界に左右されるため、やや変動が激しいです。しかし、長期の視点でみれば、現在の割安な株価は投資に適していると考えています。

詳しい銘柄分析について、知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
アイフィスジャパンの株価は買い時?好業績・好財務の、隠れた優良銘柄を分析してみました

6位.【4659】エイジス

割安株ランキング6位は【4659】エイジスです。

エイジスは棚卸代行サービスで、国内シェアNo.1の会社です。全国にサービスを展開していて、海外棚卸代行にも拡大してきています。

エイジスの株価は以下のようになっています。

エイジスの株価チャート

エイジスの株価チャート(引用:SBI証券のホームページ)

エイジスの株価は上下しながら、長期的にみて上昇を続けていることがわかります。

株価とともに業績も拡大しているため、株価指標はやや割安な水準になっています(引用:YAHOO! ファイナンス、2019年8月)。

  • 予想PER:9.7倍
  • 実績PBR:1.9倍

エイジスは業績・財務・株価の割安さの観点から、長期投資に適した銘柄です。

詳しい銘柄分析について、知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
エイジスの株価は買い時?好業績・好財務の、隠れた優良銘柄を分析してみました

7位.【2152】幼児活動研究会

割安株ランキング7位は【2152】幼児活動研究会です。

幼児活動研究会は幼稚園、保育園における体育指導サービスを手掛けている会社であり、好財務な企業です。

高成長というわけではないですが、着実に業績を拡大しており、株価も徐々に上がってきています

幼児活動研究会の株価チャート

幼児活動研究会の株価チャート(引用:SBI証券のホームページ)

株価指標的には格安というわけではないですが、豊富な現預金を持っていて実質無借金企業です(引用:YAHOO! ファイナンス、2019年8月)。

  • 予想PER:15.1倍
  • 実績PBR:1.8倍

財務内容の良好さとこれまでの堅調な成長ぶりから、幼児活動研究会の株価はやや割安と考えています。

詳しい銘柄分析について、知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
幼児活動研究会の株価は買い時?配当や株主優待は?業績や財務を分析してみた

8位.【3763】プロシップ

割安株ランキング8位は【3763】プロシップです。

プロシップは会計パッケージシステムを開発・販売をメインとしている会社で、特に固定資産管理、リース資産の管理などに強みがあります。

プロシップは好財務で知られ、株価は以下のようになっています。

プロシップの株価チャート

プロシップの株価チャート(引用:SBI証券のホームページ)

株価は2016年以降に急上昇しましたが、徐々に業績が拡大しており、指標面での割高感はありません(引用:YAHOO! ファイナンス、2019年8月)。

  • 予想PER:16.2倍
  • 実績PBR:2.2倍

好財務・高収益であることを考慮すると、プロシップの株価はやや割安と考えています。

詳しい銘柄分析について、知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
プロシップの株価は買い時?配当や株主優待はお得?隠れた優良銘柄を分析

9位.【4327】日本SHL

割安株ランキング9位は【4327】日本SHLです。

日本SHLは採用や人事評価の診断ツールと人事コンサルをメインとした会社です。マイナビと資本提携していて、収益性の高さと好財務で知られています。

日本SHLの株価は以下のようになっています。

日本SHLの株価チャート

日本SHLの株価チャート(引用:SBI証券のホームページ)

株価は2017年に急上昇した後、やや下落しました。一方、業績は緩やかに拡大していますので、株価指標に割高感はありません(引用:YAHOO! ファイナンス、2019年8月)。

  • 予想PER:14.3倍
  • 実績PBR:2.5倍

業績・財務の良さを考慮すると、日本SHLの株価はやや割安と考えています。

10位.【5388】クニミネ工業

割安株ランキング10位は【5388】クニミネ工業です。

クニミネ工業は鋳物事業などに使われるベントナイト(特殊粘土鉱物)の最大手企業です。2019年3月期の営業利益率は約12%であり、製造業の中では比較的高い競争力を持っている会社です。

クニミネ工業の株価は以下のようになっています。

クニミネ工業の株価チャート

クニミネ工業の株価チャート(引用:SBI証券のホームページ)

クニミネ工業の業績は納入先(自動車や建機など)の生産状況に左右されるため、やや景気敏感です。そのため、クニミネ工業の株価も景気を反映して変動がやや大きいです。

一方、クニミネ工業の株価指標をみると、以下のように割安です(引用:YAHOO! ファイナンス、2019年8月)。

  • 予想PER:9.1倍
  • 実績PBR:0.7倍

クニミネ工業は実質無借金の好財務企業なので、事業継続性は高いです。長期投資に適した割安銘柄であると考えています。

まとめ

本記事では私なりの投資基準で選んだ、割安株投資でおすすめな銘柄ランキングについて紹介しました。

最後にもう一度、ランキングを載せます。

本ランキングでは株価の割安さだけでなく、業績・財務の良さも判断基準に加えて選んでいます。そのため、一般的に資産バリュー投資家が選ぶような格安銘柄(たとえば、時価総額を上回るほどの資産価値を持つ銘柄)は含まれていません

しかし、業績が良い銘柄は時間とともに企業価値が増大するため、株価も連動して上昇しやすいという良さがあります。

業績良好な割安株は、バリュートラップ(割安な銘柄が、いつまで経っても割安なまま放置される状態)に比較的陥りにくいため、長期投資しやすいです。

本記事が割安株選びの参考になれば幸いです。

※本記事は、自分の銘柄調査の一環として行ったものです。私なりの投資判断が含まれていますが、投資を推奨するものではありません。投資をする際は、最新の情報を調べたうえで、自己責任で投資判断をお願いします。

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「割安株の判断基準があればいいのに」と思ったことがある方へ

実は、企業価値評価手法を使うことで、妥当な株価(=理論株価)は計算できます。

理論株価というと難しそうに感じますが、無料で使えるツールもありますので、実はそんなに難しくありません(もちろん活用する上で注意すべき点はあります)。

銘柄選びでいつも迷ってしまうという方には理論株価を使った割安株投資がおすすめです。

割安株(バリュー株)投資
ロイナビ

長期投資ブログ「ロイナビ」の管理人。主に割安株やインデックスファンドに投資しています(成長株にも興味があります)。

株や投資信託の選び方のノウハウやお得情報などを発信しています。

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