投資を始めるには、まず最初に証券口座を用意しないといけません。日本にはたくさんの証券会社がありますので、初めての投資では判断基準がよくわからなくて迷ってしまいますね。

結局、お得で便利なのはどの証券会社?ネット証券(オンライン証券)を比較するときに大事なポイントを知りたい。

証券会社を選ぶときは手数料の安さだけでなく、取扱商品の豊富さや便利な情報ツールの有無など、複数の視点で選ぶとよいです。各社ごとに強い部分、弱い部分がありますので、用途に合った証券会社にするとよいです。
当サイト「ロイナビ」では大手ネット証券各社の取扱商品や手数料などの特徴を徹底的に調査して比較しました。
そして、どの証券会社がお得で便利なのか?投資初心者にも適した証券会社はどこなのか?などをわかりやすくするために、「ロイナビ」の視点で複数の基準を用いて評価し、ランク付けしました。
本記事では大手ネット証券会社の口座数や手数料などを比較して決めた総合ランキングと、用途別のおすすめ証券会社について紹介します。
info飛ばし読みするにはこちらタイプ別・用途別の選び方(ランキングと各社の特徴など)
「ロイナビ」では総合評価・用途別の選び方と、おすすめの証券会社をランキング形式で紹介しています。また、各社の特徴や評判(口コミ)についてもまとめていますので、詳しく知りたい方は下記のリンクをクリックしてください。
※総合比較についてはこのリンク集の下にありますので、このまま下にスライドしてください
証券会社を比較するときのポイント(総合比較)
以下では、総合的におすすめな証券会社(つまり、1社だけ選ぶ場合のおすすめ)の選び方について紹介します。
まず、証券会社を比較するときに大事な点は何でしょうか?当サイト「ロイナビ」では、大きく分けると以下の3つが重要だと考えています。

証券会社選びで大事な観点
観点 | 理由 |
---|---|
会社の規模 (安心感) | 大きな証券会社ほど効率的に運営しやすく、取扱商品やツール・サービスなどが充実している傾向があるから。システムの安定性、安全性の面でも有利なことが比較的多い。規模の目安として、「口座数の多さ」がある。 |
お得さ | 売買手数料や為替手数料などのコストが安いほど、実質的な運用利回りを上げられるから。株や投資信託の取引や保有額に応じてポイントが付与される証券会社ではさらに利回りアップできる。 |
取引のしやすさ | 取扱商品や投資情報が豊富な証券会社ほど良い銘柄を選びやすいから。投資信託や単元未満株の売買などの少額取引できる証券会社では投資初心者も取引しやすい。 |
これら3つの観点で比較して高評価であるほど、お得で便利な証券会社です。
証券会社の口座数や手数料などを比較してランク付けし、本当におすすめな証券会社を選べるようにしました!
当サイトでは、代表的なネット証券として以下の8社の口座数や手数料などを徹底的に比較調査しました。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 松井証券
- カブドットコム証券
- GMOクリック証券
- 岡三オンライン証券
- ライブスター証券
ちゃんと根拠をもって比較するため、お得さや取引のしやすさなどの観点を細かく分けて、1つ1つ詳しく調査しています。
その結果をわかりやすく表現するため、「規模」「お得さ」「取引のしやすさ」の観点で点数づけし、総合的におすすめな証券会社ランキングを作成しました。評価基準と点数は以下のようになっています。
比較の観点 | 点数 | 評価基準 |
---|---|---|
規模 | 5点満点 | ・口座数の多さ ・上場の有無 |
お得さ | 5点満点 | ・手数料の安さ ・ポイントプログラムのお得さ |
取引のしやすさ | 5点満点 | ・取扱商品の豊富さ ・投資に役立つ情報サービス ・少額取引のしやすさ |
長期投資におすすめな人気ネット証券会社ランキング(総合比較)
総合的に比較した結果、おすすめの証券会社ランキングの上位4社は以下のようになりました。
ランキング | 会社名 | 評価点数 |
---|---|---|
1位 | SBI証券 | |
2位 | 楽天証券 | |
3位 | ||
4位 | GMOクリック証券![]() |
それぞれの証券会社の特徴と、当サイト管理者である私が使用して感じた口コミについて紹介します。
補足:新興ネット証券でもよければ、SBIネオモバイル証券もおすすめ!新興ネット証券であるため、今回のランキングには入っていませんが、単元未満株(1株単位の株式投資)で始めたいなら【SBIネオモバイル証券】もおすすめです。
SBIネオモバイル証券は2019年4月に営業開始した新興ネット証券です。会社の規模・安心感という点では後述の4社に劣りますが、SBI証券とCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ、TSUTAYAやTポイントを運営している会社)の合弁会社なので信頼感はあります。
なにより、【SBIネオモバイル証券】は格安な手数料で少額から売買できる(月間合計取引額が50万円以内なら、何回取引しても手数料は実質20円/月)ので、特にはじめての投資に適しています。
第1位 口座数No1でどんな投資にも幅広くおすすめ!SBI証券
(SBI証券は、2019年 オリコン顧客満足度ランキングで4年連続12度目の総合1位)
SBI証券の特徴
総合的に最も点数が高かったのはSBI証券です。SBI証券が人気なのは、ネット証券で最大手という安心感があるからだけではありません。SBI証券の最大の特徴は、取扱商品の豊富さです。
日本株や投資信託、米国株だけでなく、アジア株や債券、IPO(新規公開株)やPTS(私設取引所取引)、単元未満株など、他の証券会社でできることはほぼすべてSBI証券でできます。さらに、SBI証券は手数料も比較的割安なことが多いため、ネット証券の中で最も使いやすいです。
総合力No.1の証券会社を選ぶなら⇒ SBI証券
観点 | 点数 | 評価の理由 |
---|---|---|
規模 | ・口座数第1位 ・SBIホールディングスとして上場 | |
お得さ | ・日本株の手数料が比較的安い ・ノーロード投信(買付手数料無料)、インデックス型投資信託(信託報酬が安い)も多い | |
取引のしやすさ | ・取扱商品が豊富 ・少額取引がしやすい(投資信託、単元未満株) |
当サイト管理者からのコメント
SBI証券は10年以上前に私が最初に口座開設した証券会社であり、その頃からずっと最大手のネット証券です。今は資産の分散も兼ねて他の証券会社も併用していますが、一時期はすべてSBI証券で取引していたほど、長年愛用しています。
特定の用途ではSBI証券より良い証券会社もありますが、SBI証券が大きく劣っているということはありません。どの用途でも十分満足できる証券会社です。
もしどの証券会社がいいか調べる時間がないという場合や投資初心者でどんな取引をしそうかわからないという場合は、まずはSBI証券を選んでおくとよいです。投資初心者から経験者まで幅広くおすすめしたい証券会社です。
スマホでも簡単に申込・取引できます(SBI証券の口座開設キャンペーンはこちら)
第2位 お得なポイント制度で人気なのは楽天証券
楽天証券の特徴
総合比較で2番目に点数が高かったのは楽天証券です。楽天証券は口座数No.2のネット証券であり、取扱商品数はSBI証券に次いで豊富です。
楽天証券のデメリットは少額投資に便利な単元未満株を売買できないことです。
しかし、もうひとつの少額投資の手段である投資信託においては取扱銘柄数がネット証券で最多級であり、100円から投資できて便利です。
さらに、楽天証券 では投資信託の購入や保有に対して楽天スーパーポイントが貯まります。楽天市場で買い物をするときに使ったり、ポイントで投資信託を買ったりすることもできますので、他証券会社で投資信託を買うよりお得です。
投資信託でポイントを貯めるなら⇒ 楽天証券
観点 | 点数 | 評価の理由 |
---|---|---|
規模 | ・口座数第2位 ・楽天グループとして上場 | |
お得さ | ・日本株の手数料が比較的安い ・ノーロード投信(買付手数料無料)、インデックス型投資信託(信託報酬が安い)も多い ・ポイントプログラムがお得(特に投資信託で) | |
取引のしやすさ | ・取扱商品が比較的豊富 ・少額取引がしやすい(投資信託) ・日経テレコンを無料で閲覧できる(日経新聞の記事が読める) |
当サイト管理者からのコメント
楽天証券はSBI証券とサービスレベルを競い合っているため、手数料などがSBI証券と同等水準のものが多いです。一方、ポイントプログラム(特に投資信託に関するもの)ではSBI証券などと比較して格段にメリットが大きいうえ、操作方法も直感的でわかりやすいです。
投資初心者で投資信託での投資を考えているという方には、楽天証券がおすすめです。
私の場合、つみたてNISAでの投資(対象商品が投資信託に限られている)などに楽天証券を使っています。合計で毎月500ポイント以上もらっていますから、かなり得しています。
楽天証券はポイントがもらえる制度やキャンペーンがたくさんあって、わかりにくいことも多いのですが、うまく使えば一番ポイントをためやすいのは楽天証券だと思います。投資信託で少しでもお得に投資したいという方には楽天証券 をおすすめします。
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第3位 米国株投資におすすめなのはマネックス証券
- 米国株取引に興味がある人(特に米国の中小型株)
- NISA口座で日本株だけでなく、外国株の買付手数料も安くしたい人
マネックス証券の特徴
総合比較で3番目に点数が高かったのはマネックス証券です。マネックス証券はネット証券の中で比較的歴史が長く、口座数はネット証券で3番目に多いので安心感があります。
マネックス証券のデメリットは日本株の手数料が比較的高めなことです。一方、マネックス証券は昔から米国株取引に力を入れており、今も米国株・ETFの取扱銘柄数や注文条件の多彩さと米国株取引の最低手数料ではSBI証券、楽天証券を圧倒しています。
また、マネックス証券でNISA口座をつくれば、日本株の売買手数料だけでなく、外国株・ETFの買付手数料も実質無料になるのもメリットです(外国ETF以外も対象にしているのはマネックス証券のみ)。
他にも日本株の長期間の業績を分析するのに便利な「銘柄スカウター」を無料で提供しているというメリットもあります。マネックス証券は本格的に株式投資をしたいという方に人気がある証券会社です。
米国株投資に興味があるなら⇒ マネックス証券
観点 | 点数 | 評価の理由 |
---|---|---|
規模 | ・口座数第3位 ・マネックスグループとして上場 | |
お得さ | ・日本株の手数料はやや高い ・米国株取引の最低手数料が0.1ドルで安い | |
取引のしやすさ | ・取扱商品が比較的豊富 ・少額取引がしやすい(単元未満株) ・銘柄スカウターが便利(長期の業績を見やすい) |
当サイト管理者からのコメント
米国株取引では為替手数料が安い(SBIネット銀行経由の場合)SBI証券もいいですが、取扱銘柄数の多さで選ぶならマネックス証券がおすすめです。比較的割安に放置されていることが多い中小型株ではマネックス証券しか取り扱っていない銘柄も多いので、米国株投資家はマネックス証券の口座も持っておくと選択肢が広がります。
さらに、売買の最低手数料が安いので、少額投資しやすいのもメリットです。
米国株取引のツールである「トレードステーション」は最初やや使いにくいかもしれませんが、使っていくうちに慣れますので大丈夫です。マネックス証券は注文方法が豊富なうえ、注文期間も長い(90日間)ので、注目した銘柄を安い価格で指値して放置しておけば、意外と割安に買えることも多いので便利です。
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第4位 日本株取引で独自の魅力があるのは、GMOクリック証券
GMOクリック証券の特徴
総合評価で4番目に点数が高かったのはGMOクリック証券です。GMOクリック証券は上位3社と比較すると後発の証券会社であり、口座数は第6位でやや少ないです。
しかし、GMOクリック証券は以下の2つの際立った特徴があるため、日本株投資におすすめです。
- GMOグループの株主優待で日本株の取引手数料が全額キャッシュバック、つまり実質無料になる(株式数に応じて一定額まで)
- 理論株価がわかる財務分析ツールを無料で利用できる。現在の株価の割安度の目安がわかるため、投資判断に便利(もとは有料で提供されていたほどの高機能なツールなので、これだけでも口座を作る価値があります)。

日本株の手数料を安くしたいなら⇒ GMOクリック証券
観点 | 点数 | 評価の理由 |
---|---|---|
規模 | ・口座数第6位 ・GMOインターネットグループとして上場 | |
お得さ | ・GMOグループの株主優待で日本株の取引手数料を全額キャッシュバック(株式数に応じて一定額まで) | |
取引のしやすさ | ・取扱商品は上位3社に比べて少ない ・財務分析による理論株価を無料で閲覧可能(株価の割安度を手軽に診断できる) |
当サイト管理者からのコメント
GMOクリック証券は新垣結衣さんのCM、広告でおなじみの証券会社です。FX取引高では世界第1位である一方、株式投資でGMOクリック証券を利用しているという方は比較的少ないかもしれません。
しかし、GMOクリック証券の株主優待のお得さや財務分析ツールの便利さは他の証券会社にないので、日本株投資をしたいならGMOクリック証券がおすすめです。
株主優待については株価下落のリスクもあるので抵抗感があるかもしれません。しかし、GMOクリック証券で口座を作って財務分析ツールを使うだけなら無料でできますので、まずは試しに使ってみるといいですよ。
スマホでも簡単に申込・取引できます (GMOクリック証券の口座開設キャンペーンはこちら)
どれがよいか迷った方は1位のSBI証券がおすすめです!

SBI証券ホームページより
たくさんある証券会社の中で、当サイトがもっともおすすめするのはやはりSBI証券です。SBI証券の魅力を以下に簡単にまとめてみました。
- ネット証券で最大手という安心感がある(口座数は不動の第1位、SBIホールディングスとして上場している)
- 手数料が全体的に安い
- 投資信託の銘柄数が豊富なうえ、コストが安くて長期投資に適した銘柄も多い
- 外国株(米国、アジア諸国など)、PTS(私設取引所)取引、IPO(新規公開株)など取扱商品が豊富
- 少額取引がしやすいので投資初心者も安心(投資信託、単元未満株)
これから長期投資を始めるのであれば、まずはSBI証券で始めるのがおすすめです。取引に慣れてきたら、用途に応じて他の証券会社も検討するとよいです。
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ネット証券にまつわるQ&A
口座開設に関して:
- 口座開設の手続き方法は面倒ではない?口座開設方法を知りたい
- 証券会社にはマイナンバーを提出しないといけない?
- 証券会社の口座開設時に口座の種類(特定口座、一般口座など)を選択する画面がでてきたけど、どれを選ぶのがいいの?
- NISA、つみたてNISA口座はどの証券会社がおすすめ?手数料などを比較したい
- 証券会社が行っているキャンペーンはどんなものがある?
- 口座を複数持つことはできる?損することはない?
- 証券会社を変更する場合は何か手続きが必要?
安全面の心配事について:
- 証券会社の口座数を比較したい!シェアが高い大手5社というのはどの会社のこと?
- 証券会社の格付けを確認するにはどこをみればいい?比較的安全な証券会社はどこ?
- 証券会社が破綻したら私のお金はどうなるの?ペイオフのような仕組みはあるの?
手数料やサービスなどの比較について:
口座開設の手続き方法は面倒ではない?口座開設方法を知りたい
口座開設の手続き方法は証券会社ごとに違いますが、簡単にまとめると、おおむね以下のような作業となっています(順番は異なる場合があります)。
1.公式HPにアクセスする。
⇒ SBI証券 楽天証券
マネックス証券 GMOクリック証券
2.本人確認書類とマイナンバーの提出方法(郵送、またはオンライン)を選びます。早く口座開設するなら「Webアップロード」がおすすめです。Webで送信するのが不安な場合は「郵送」を選びます。
3.氏名や住所などの情報を入力します。
4.証券会社で審査後、書留郵便・本人限定郵便などで「口座開設手続完了のご案内」を受け取ったら、取引ができるようになります。
※このタイミングでマイナンバーを登録する証券会社もあります。
最短3営業日で口座開設できるという証券会社もありますが、書類などに不備があると時間がかかる場合もあります。投資タイミングを逃さないように、早めに手続きをしておくことをおすすめします(手続きは無料でできるので、気軽にどうぞ)。
⇒ SBI証券 楽天証券
マネックス証券 GMOクリック証券
証券会社にはマイナンバーを提出しないといけない?
金融機関にマイナンバーを提出するのは少し不安なところがありますよね。私もあまり積極的には提出したくないと思っています。
しかし、2016年以降、新たに証券口座を作る際はマイナンバーの提出が必須になっています。また、2015年以前に口座を開設した人も2021年12月末までに届け出ないといけないことになっています(住所変更などの手続きをする際にマイナンバーの登録が必須といわれることが多いです)。
あまりマイナンバーを出したくないという気持ちはわかりますが、義務となっていますので仕方ありません。マイナンバーを提出することのデメリットと比較して、投資を始めるというメリットのほうが基本的に大きいと思いますので、諦めてマイナンバーを提出することをおすすめします。
もしどうしてもマイナンバーを提出するのが嫌であれば、株や投資信託での投資は諦めるしかありません。
証券会社の口座開設時に口座の種類(特定口座、一般口座など)を選択する画面がでてきたけど、どれを選ぶのがいいの?
口座の種類にはいろいろありますから、わかりにくいですよね。口座の種類と特徴をまとめてみました。
まず、証券口座を作成するときは以下の3種類の中から1つ選ぶ必要があります。
口座の種類 | 特徴 |
---|---|
一般口座 | ・確定申告が必要 ・年間の損益を自分で計算しないといけない |
特定口座 (源泉徴収なし) | ・確定申告が必要 ・「年間取引報告書」を証券会社が作成してくれる |
特定口座 (源泉徴収あり) | ・確定申告が不要(損益通算などをする場合は確定申告をする) ・「年間取引報告書」を証券会社が作成してくれる |
一般口座・特定口座(源泉徴収なし)・特定口座(源泉徴収あり)の中でおすすめなのは、特定口座(源泉徴収あり)です。確定申告する必要がないので楽なのと、節税するために確定申告する場合も「年間取引報告書」を証券会社が作成してくれるので簡単だからです。
一方、一般口座は年間の損益を自分で計算して確定申告しないといけないので手間がかかります。特定口座に対応していない証券会社(たとえば海外の証券会社)以外で一般口座を積極的に選ぶメリットはないです。
特定口座(源泉徴収なし)は場合によっては節税になってお得な場合もありますが、自分で確定申告しないといけないので、少なくとも初心者にはおすすめしません。
さらに以下の3種類のNISA(少額投資非課税制度)関連口座を選択して追加することもできます。
口座の種類(NISA関連) | 特徴 |
---|---|
NISA口座 | ・年間120万円までの投資に対する譲渡益・配当金が非課税(最長5年間) ・株、投資信託、ETF、REITが対象 |
つみたてNISA口座 | ・年間40万円までの投資に対する譲渡益・配当金が非課税(最長20年間) ・投資信託のみが対象 |
ジュニアNISA口座 | ・19歳以下を対象とするNISA口座 |
20歳以上の方はNISA口座、またはつみたてNISA口座を選べます(19歳以下はジュニアNISAのみです)。特定口座や一般口座と違って、NISA関連口座は1人につき1口座しか持てませんので、他の証券会社ですでに作成している場合は作ることができません。
NISA口座とつみたてNISA口座は年度ごとに変更することは可能ですが、手続きが必要です。また、運用資産を非課税のまま移管することはできません。
NISA口座・つみたてNISA口座・ジュニアNISA口座を選ぶときは自分の投資方針に合った証券会社を選ぶことをおすすめします。
NISA、つみたてNISA口座はどの証券会社がおすすめ?手数料などを比較したい
- NISA口座なら、日本株の売買手数料や外国ETFなどの買付手数料が無料になるSBI証券、またはマネックス証券
- つみたてNISA口座なら、投資信託の購入・保有で楽天スーパーポイントが貯まる楽天証券
がおすすめです。
公式ページを見る⇒ SBI証券 楽天証券
マネックス証券 GMOクリック証券
詳しく知りたい方はこちらの関連記事をどうぞ。

証券会社が行っているキャンペーンはどんなものがある?
たとえば、以下のようなキャンペーンを行っています。
SBI証券- エントリーした方全員に、小次郎講師の年末特別レポートをプレゼント(2019/12/20まで)
- キャンペーンにエントリーし、米国株・ETFを合計50万円以上約上すると、Amazonギフト券400円分をプレゼント(2019/12/31まで)
- 電子交付サービスの申し込みでもれなく200ポイントプレゼント(2019/12/30まで)
- 楽天銀行口座開設と自動入出金設定で1000円プレゼント(2020/2/14まで)
- 楽ラップを新規申込もしくは増額すると、抽選で100名に10,000ポイントプレゼント(2020/1/31まで)
- 初めてポイント投資(国内株式)を行った方全員で、300万ポイントを山分けしてプレゼント(2019/12/30まで)
- 米国株・ETFを合計50万円以上買付し、合計手数料が2020円以上になると、抽選で250名に2020ポイントをプレゼント(2020/1/6まで)
- 新規口座開設で最大2,600円相当のPayPayギフトカードプレゼント(2019/12/31まで)
- 新規口座開設&「マネックス証券アプリ」経由でログインすると、マネックスポイント200Pをプレゼント(2019/12/31まで)
- 米国株の取引手数料を最大3万円までキャッシュバック(初回入金から20日間)
- 対象の投資信託を20万円以上購入すると、抽選で100名にマネックスポイント30,000ポイントプレゼント(2020/1/31まで)
- 一部の米国ETF(ウィズダムツリーETF等)の売買手数料を全額キャッシュバック
申込期間が決められているものが多いです。利用できるものがあれば早めに申し込んでおくとよいです。
最新のキャンペーンについて詳しく見る⇒ SBI証券 楽天証券
マネックス証券 GMOクリック証券
口座を複数持つことはできる?損することはない?
NISA口座は1人につき1口座までと決められていますが、特定口座・一般口座はいくつでも持つことが可能です。
日本の証券会社では口座開設や維持管理に費用はかかりませんので、複数口座を持っても損することはありません(デメリットをあえて挙げれば管理の手間が増えることくらいです)。
強みがある分野は証券会社ごとに異なりますので、1つの証券会社だけで取引するよりも複数の証券会社を使い分けるほうがお得で便利です。複数口座を管理することが嫌でなければ、用途に応じて口座を作成することをおすすめします。
たとえば、私がおすすめする使い方は以下です。
とりあえずこの4社の口座を持っておけば、どんな場面でもほぼ損することはないです。
証券会社を変更する場合は何か手続きが必要?
証券口座(一般口座、特定口座)は複数もつことができます。したがって、1つの口座でまとめて管理したい場合以外は、手続きをする必要はありません。新しい証券会社で新規に投資すればよいだけです。
もし1つの口座でまとめて管理したい場合は、移管手続き(従来の運用資産を新しい証券会社に移す手続き)が必要です。移管手続きについては以下のページを参考にしてください。
SBI証券の移管手続き
楽天証券の移管手続き
マネックス証券の移管手続き
GMOクリック証券の移管手続き
SBIネオモバイル証券の移管手続き
ストリーム(STREAM)の移管手続き
ただし、投資商品によっては移管手数料がかかる場合もあります。どうしても1つの口座にまとめたいというのでなければ、移管せずに旧口座で保有し続けることをおすすめします(売却したタイミングで資金を移動させればいいです)。
一方、NISA口座やつみたてNISA口座、ジュニアNISA口座は1人につき1口座しか持てないため、証券会社を変えるときは手続きが必要です。手続きの詳細については以下の関連記事をどうぞ。

証券会社の口座数を比較したい!シェアが高い大手5社というのはどの会社のこと?
主要なネット証券の口座数を比較すると、下図のようになります(2018年10月調べ)。

ネット証券の口座数の比較(各社の公表資料等より作成)
(各社の公表資料等より作成)
証券会社の大手5社といえば、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、カブドットコム証券のことをいいます。
これらの証券会社は規模が大きいので安心して取引できるうえ、取扱商品が比較的多いというメリットがあります。
証券会社の格付けを確認するにはどこをみればいい?比較的安全な証券会社はどこ?
証券会社の格付けに関しては以下のサイトが詳しいので、こちらをご覧ください。
証券会社格付けランキング一覧
上位を占めているのは対面型の大手証券会社が多いです(対面型の証券会社は手数料の高さや営業マンのセールスなどもあるので当サイトでは積極的にはおすすめしていません)。
一方、ネット専業証券では楽天証券、カブドットコム証券、SBI証券などが上位にいます。対面型の大手証券会社と比較するとやや格付けは低いですが、十分信用力があるレベルですので安心してよいです。
なお、格付けが高い会社だからといって、絶対安心というわけではありません。事業環境が急変することはまれにありますので、ひとつの目安として考えておくことをおすすめします。
証券会社が破綻したら私のお金はどうなるの?ペイオフのような仕組みはあるの?
結論からいうと、証券会社が破綻しても投資資金はなくなったりしませんので、過度に心配する必要はありません。
日本には投資家保護のための、以下の仕組みがあります。
- 法律(金融商品取引法)によって「投資家の資産を証券会社の資産と分別して管理する」ことが決められている(分別管理)
- 万が一、破綻した証券会社が分別管理していなかったとしても、1000万円までは日本投資者保護基金が補償する
1番目の分別管理を徹底する(破ったら罰則がある)ことによって投資家の資産は基本的に保全されていますので大丈夫です。しかし、決まりを破って分別管理していない証券会社が破綻したという場合に備えてさらに2番目の補償が用意されています(ペイオフに似た仕組みです)。
つまり、投資家の資産は2重のセーフティネット(安全網)で守られていますので、安心してください。
ただし、実際に破綻となった場合は、資産移管や補償の手続きなどで一時的に売買ができなくなることはありえます。破綻の懸念が少ない証券会社のほうがよりよいのは言うまでもありません。
関連記事:

株・投資信託の初心者におすすめな証券会社はどこ?比較の観点を教えてほしい
当サイトでは、投資初心者にとって大事なのは以下の2点であると考えています。
- 最初は利益を出すことよりも、成功・失敗の経験を積んで、銘柄選びや売買タイミングなどのノウハウを得ることを優先する
- 最初は損失の可能性を小さくして、安心して始められることを優先する
上記2点から、投資初心者が証券会社を選ぶ際は「会社の規模(信頼感)」と「少額投資のしやすさ」を基準として選ぶとよいです。
観点 | 理由 |
---|---|
会社の規模 (安心感) | 大きな証券会社ほど効率的に運営しやすく、取扱商品やツール・サービスなどが充実している傾向があるから。システムの安定性、安全性の面でも有利なことが比較的多い。規模の目安として、「口座数の多さ」がある。 |
少額投資のしやすさ | 銘柄選びや売買タイミングは知識だけでなく、経験から学ぶことも多いため、最初は大きな損失を出さないように少額投資で始めるとよいから。少額投資の手段として投資信託・単元未満株がおすすめ。 |
以上の観点から証券会社を選ぶと、SBI証券、楽天証券、マネックス証券がおすすめです。
投資初心者におすすめの証券会社ランキングについて詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。

ネット証券会社の日本株の手数料を比較すると、安くておすすめなのはどこ?
多くの証券会社では以下の2つの手数料コースがあります。
- 1日の約定代金合計額に対して手数料が決まるコース
- 1回の取引ごとに手数料が決まるコース
取引ごとにコースを選択することはできず、事前に選択しないといけません(変更することも可能ですが、適用されるのは翌日以降です)。
1日の約定代金合計額に対して手数料が決まるコースにおいて、各証券会社の日本株・ETFの手数料を比較すると、下表のようになっています。
会社名 | ~10万円 | ~20万円 | ~30万円 | ~50万円 |
---|---|---|---|---|
SBI証券 | 0 | 191 | 286 | 429 |
楽天証券 | 0 | 191 | 286 | 429 |
2500 | 2500 | 2500 | 2500 | |
松井証券![]() | 0 | 300 | 300 | 500 |
カブドットコム証券(税抜) | 取扱なし | 取扱なし | 取扱なし | 取扱なし |
GMOクリック証券![]() | 213 | 213 | 278 | 399 |
岡三オンライン証券(税抜) | 0 | 0 | 350 | 500 |
ライブスター証券 | 400 | 400 | 400 | 400 |
一部の証券会社で10万円、または20万円までの手数料が無料になります。しかし、その他のケースでは前者の「1回の取引ごとに手数料が決まるコース」の手数料と比較して高い場合が多いです。
長期投資家の場合、1日の約定代金はあまり大きくないことが多いです。したがって、次の「1回の取引ごとに手数料が決まるコース」のほうが手数料が安い場合が多いです。
1回の取引ごとに手数料が決まるコースにおける、各証券会社の日本株・ETFの手数料を比較すると、下表のようになっています。
会社名 | ~5万円 | ~10万円 | ~20万円 | ~30万円 | ~40万円 | ~50万円 |
---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 50 | 90 | 105 | 250 | 250 | 250 |
楽天証券 | 50 | 90 | 105 | 250 | 250 | 250 |
100 | 100 | 180 | 250 | 350 | 450 | |
松井証券![]() | 取扱なし | 取扱なし | 取扱なし | 取扱なし | 取扱なし | 取扱なし |
カブドットコム証券(税抜) | 90 | 90 | 180 | 250 | 250 | 250 |
GMOクリック証券![]() | 88 | 88 | 98 | 241 | 241 | 241 |
岡三オンライン証券(税抜) | 99 | 99 | 200 | 350 | 350 | 350 |
ライブスター証券 | 50 | 80 | 97 | 180 | 180 | 180 |
手数料は約定金額によって変わりますが、全体的に手数料が最も安いのはライブスター証券で、次にGMOクリック証券、SBI証券、楽天証券が比較的安いです。
株の手数料が無料になる証券会社はあるの?(日本株)
国内株・ETFの売買手数料を無料にするには、以下の4つの方法(条件)があります。
- 株主優待を使って、株の売買手数料を実質無料にする(GMOクリック証券)
- 少額取引で株の手数料が無料になる証券会社を活用する(SBI証券、楽天証券、松井証券、岡三オンライン証券)
- 手数料が無料になるという期間限定キャンペーンを活用する
- 特定のETFで手数料が無料になる証券会社を活用する
2~4は特定の取引金額や期間、取扱銘柄に限定して手数料が無料となるものです。これらの条件に当てはまる場合はどんどん活用するとよいです。
一方、1はGMOグループの株主優待を得ることができれば、期間や取扱銘柄(日本株・ETFの範囲で)によらず手数料が実質無料になります(株式数に応じて一定額まで)。最も使い勝手がよいので、特におすすめです。
株の手数料が無料になる条件について、詳しく知りたい方はこちらの関連記事をどうぞ。

NISA口座の手数料が安いネット証券会社はどこ?
NISA口座では証券会社独自のサービスとして売買手数料が無料になっている場合があります。大手ネット証券におけるNISA口座の売買手数料は下表のようになっています。
会社名 | 国内株 | 外国株 |
---|---|---|
SBI証券 | 無料 | 海外ETFの買付のみ無料 |
楽天証券 | 無料 | 海外ETFの買付のみ実質無料 |
無料 | 買付のみ実質無料 | |
GMOクリック証券![]() | 無料 | 取扱いなし |
松井証券![]() | 無料 | 取扱いなし |
ライブスター証券 | 通常手数料と同じ | 取扱いなし |
カブドットコム証券 | 無料 | 取扱いなし |
岡三オンライン証券 | 通常手数料と同じ | 取扱いなし |
NISA口座における国内株の手数料はSBI証券、楽天証券、マネックス証券、GMOクリック証券、松井証券、カブドットコム証券で無料です。
さらに、SBI証券、楽天証券、マネックス証券では外国ETF(マネックス証券は個別株も)についても手数料が優遇されています。
特にマネックス証券は海外ETF以外の買付手数料も実質無料であるうえ、米国株の取扱銘柄数が圧倒的に多いのが魅力的です。外国の個別株で投資をするならマネックス証券がおすすめです。
NISA口座の選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。

米国株取引ができる証券会社はどこ?売買手数料や為替手数料を比較して安いのはどこ?
米国株を売買できるのはSBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社です。3社とも特定口座に対応していますので、確定申告の必要はありません。
売買手数料を比較した結果が下表です。
基本的な取引手数料の観点では3社とも0.45%で横並びであり、違いはありません。
一方、米国株の場合、ドルで売買しますので為替手数料もかかります。3社の為替手数料を比較すると以下のようになっています。
基本的に3社とも1ドルあたり25銭で変わりませんが、SBI証券だけはSBIネット銀行経由で入金すると片道4銭にすることが可能です。為替手数料で比較すると、SBI証券が有利です。
また、米国株では取扱銘柄や注文条件が各社で異なります。表にまとめて比較すると以下のようになっています。
マネックス証券の取扱銘柄数が群を抜いています。中小型銘柄を含めて本格的に米国株取引をするならマネックス証券しかありません。
また、マネックス証券は逆指値・トレールストップなども可能であり、注文有効期間も長いという特徴があります。注文条件をうまく使えば投資の利益を大きくできる場合もありますから、マネックス証券のほうが比較的使いやすいです。
為替手数料で選ぶならSBI証券、取扱銘柄数や注文条件で選ぶならマネックス証券がおすすめです。
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投資信託の銘柄数などで比較すると、おすすめな証券会社はどこ?
投資信託で投資するなら、一番おすすめなのが楽天証券です。なぜなら、楽天証券は以下のメリットがあるからです。
- ネット証券における投資信託の取扱銘柄数を比較すると、楽天証券はSBI証券と並んで最多級である
- ノーロード投信(買付手数料が無料)、インデックスファンド(信託報酬が安い)などの良質な銘柄もたくさん扱っている
- 投資信託の購入・保有で楽天スーパーポイントがたまりやすい(ネット証券のポイントプログラムを比較すると、最もポイントを貯めやすい)
- ポイントで投資信託を購入できる(ポイント投資)
投資信託でおすすめなネット証券について詳しく見るには、こちらの記事もどうぞ。

単元未満株ならどの証券会社がおすすめ?手数料などを比較して使いやすいところはどこ?
単元未満株の売買ができる証券会社は以下の5社に限られています。
上記の5証券における手数料などを比較すると、おすすめなのはSBIネオモバイル証券です。【SBIネオモバイル証券】ならば格安な手数料で単元未満株を買えるので便利です。
単元未満株の手数料などについて詳しく知りたい場合は、こちらの記事もどうぞ。

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総合的におすすめな証券会社ランキングのまとめ
最後に、総合比較ランキングを再度まとめます。
1つだけ選ぶなら、やはり総合力No.1のSBI証券がおすすめです。
スマホでも簡単に申込・取引できます(SBI証券の口座開設キャンペーンはこちら)
一方、それぞれの会社で強み・弱みがありますので、1つに決めにくいですよね。
もし1つに決められない場合におすすめなのは、複数口座を持って使い分けることです。口座開設や維持管理に費用はかかりませんので、複数口座を持っても損することはありません。
証券会社選びで迷う場合、使いそうな証券会社はとりあえず申し込んでおくことをおすすめします。
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