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手数料が安いネット証券会社を比較(日本株)。無料で取引する方法5つを紹介

株式投資を始める時に、気になることの一つが手数料の安さです。手数料が高いと、運用成績が確実に悪化しますので、できるだけ手数料が安い証券会社を選ぶことが大事です。

投資 まなぶ
投資 まなぶ

できるだけ手数料を安くしたい場合、どの証券会社がいいですか?手数料が無料の証券会社はありませんか?

路井 なびお
路井 なびお

手数料無料の証券会社が良ければ、ストリーム(STREAM)を選ぶとよいです。また、他の証券会社でも、特定の条件を満たせば手数料無料になる場合があります。自分の使い方に合わせて選ぶとよいです。

本記事では国内株・ETFの手数料が無料になる証券会社とその条件について紹介します。

結論.いつでも手数料無料なのはストリーム。1日100万円以内ならSBI証券、楽天証券なども無料

ネット証券各社の手数料体系はいろいろありますので、単純には比較しにくいです(日本株におけるネット証券の手数料の一覧表はこちら)。

先に結論からいうと、売買手数料を無料(ほぼ無料)にするには、以下の5つの方法を使うとよいです。

特におすすめなのが、1,2,3です。

取引金額によらず、いつでも手数料無料なのはストリーム(STREAM)

ストリーム(STREAM)取引金額などによらず手数料が無料です。新興ネット証券でもよいのであれば、ストリームが一番便利です。

大手証券(SBI証券、楽天証券など)でも1日合計100万円まで無料

一方、歴史が長い大手証券のほうが安心という場合は、SBI証券楽天証券 auカブコム証券GMOクリック証券 岡三オンラインが良いです。少額取引(1日あたり合計100万円以内)で手数料が無料になります(50万円までなら、松井証券も無料)。

上限金額を超えないように気を付けないといけませんが、大手証券なので安心して取引できるという良さがあります。

格安な手数料で、1株から少額ずつ投資可能なのはSBIネオモバイル証券、LINE証券

日本株は通常、100株単位の売買となっていますが、単元未満株(ミニ株、端株)を取り扱っている証券会社なら1株単位で売買できます。従来、単元未満株の手数料はやや高めでしたが、SBIネオモバイル証券LINE証券を使えば、格安な手数料で1株から売買できます

少額投資なら、リスク小さく始められるので、投資初心者におすすめです。

以下では、上表の5つの方法について、詳しく解説します。

手数料を無料にする方法1.ストリームを活用する

1つ目の方法は、新興ネット証券のストリーム(STREAM)を活用することです。

株アプリ「ストリーム(STREAM)」は2018年にスタートした、新しいネット証券です。SBI証券や楽天証券のような知名度はありませんが、株式の取引手数料がゼロ円という他にはない特長を持っています(ストリームのメリット・デメリットはこちら)。

路井 なびお
路井 なびお
ストリーム(STREAM)は新興ネット証券ですが、KDDIや大和証券などの大企業も出資している会社が運営していますので、ある程度の信頼感はあると考えています。

手数料を無料にする方法2.少額投資で手数料が無料になる証券会社を活用する

2つ目の方法は少額取引で手数料が無料になる証券会社を活用するという方法です。

多くのネット証券では2つの手数料コースがあります。そのうち、少額取引で株の手数料が無料になるのは「1日の約定代金合計額に対して手数料が決まるコース」です(1取引ごとに手数料が決まるコースについてはこちら)。

「1日の約定代金合計額に対して手数料が決まるコース」の手数料は下表のようになっています。

会社名~20万円~30万円~50万円~100万円
SBI証券(税込)0
楽天証券 (税込)0
マネックス証券 (税込)550550550550
松井証券(税込)01100
auカブコム証券(税込)0
GMOクリック証券 (税込)0
岡三オンライン(税込)0
SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)(税込)440440440660
SBIネオモバイル証券(税込)月額制
SBIネオモバイル証券の手数料についてはこちら
ストリーム(STREAM)(税込)0
LINE証券(税込)1取引ごとに手数料が決まるコースのみ
LINE証券の手数料についてはこちら

簡単にいうと、SBI証券・楽天証券・auカブコム証券・GMOクリック証券・岡三オンラインで1日あたり100万円までの取引ならば、手数料が無料です(松井証券は50万円まで)。

6社すべての口座があれば、最大で1日550万円までの手数料を無料にできます。

1日の取引金額が多くない場合は、上記6社を活用するとよいです。

路井 なびお
路井 なびお

日本の上場企業、ETF、REIT(全4156銘柄)のうち、100万円以下で買えるのは4072銘柄もあります(約98%)。ほとんどの銘柄を手数料無料で購入できますので便利です。

公式ページを見る⇒ SBI証券 楽天証券  松井証券 auカブコム証券 GMOクリック証券  岡三オンライン

手数料をほぼ無料にする方法3.SBIネオモバイル証券、LINE証券を活用する(1株から少額ずつ投資できる)

日本株を1株から売買できる(単元未満株を売買できる)ネット証券は7社あり、各社の手数料は以下のようになっています。

会社名手数料(税込)最低手数料(税込)
LINE証券スプレッドがかかる
日中取引:0.2~0.5%
昼休み・夜間取引:1.0%
LINE証券の手数料についてはこちら
SBIネオモバイル証券月額制(月間合計取引額が50万円以下の場合、実質的な手数料は20円/月
SBIネオモバイル証券の手数料についてはこちら
SBI証券0%(買付)
0.55%(売却)
0円(買付)
55円(売却)
マネックス証券 0%(買付)
0.55%(売却)
0円(買付)
52円(売却)
auカブコム証券0.55%52円
岡三オンライン最低0.66%220円
フロッギー(SMBC日興証券)購入時:無料(100万円以下)
    1.0%(100万円以上)
売却時:0.5%(100万円以下)
    1.0%(100万円以上)
なし

手数料が最安な証券会社は売買代金によって変わりますが、SBIネオモバイル証券、またはLINE証券です。

ほとんど無料に近い金額ですので、手数料を気にせず投資できます。

路井 なびお
路井 なびお

単元未満株による少額投資なら失敗しても損失は限定的なので、リスク小さく始められます

はじめて株式投資する方は単元未満株から始めることをおすすめします(単元未満株のメリット・デメリットはこちら)。

手数料を無料にする方法4.株主優待を使って、株の売買手数料を実質無料にする(GMOクリック証券)

4つ目の方法は、GMOグループの株主優待を利用してGMOクリック証券での株の売買手数料を実質無料(全額キャッシュバック)にするという方法です。

株式数に応じた上限額はありますが、日本株・国内ETF・REITの全銘柄が対象になりますので使い勝手が良いです。

株主優待の対象となるGMOグループ企業は以下です(下記のリンクをクリックするとヤフー・ファイナンスの銘柄情報が見られます。最新の株価を調べたい方は以下のリンクからどうぞ)。

たとえば、GMOクリック証券を運営しているGMOフィナンシャルホールディングスのキャッシュバックは下表のようになっています。

GMOフィナンシャルホールディングスの株主優待

GMOフィナンシャルホールディングスの株主優待
(GMOフィナンシャルホールディングスのホームページより引用)

半期で最大15,000円分の売買手数料相当額のキャッシュバックを受けられます。

もし100株買った場合の手数料キャッシュバックは年間で最大6,000円です。GMOフィナンシャルホールディングスの株価は588円(2020年1月8日終値)ですので、手数料キャッシュバックによる利回りは年間最大10%超にもなります。

配当利回りも約5.5%ありますので、合計で約16%の利回りになる計算です。かなりお得です。

注意点1:株価が下落するリスクがある

GMOグループの株主優待を使う方法の注意点は、株価が下落するリスクがあることです。手数料のキャッシュバック金額以上に株価が下落してしまう場合もありますので、リスクを抱えたくないという方は利用しないほうがいいです。

路井 なびお
路井 なびお

ただし、配当+株主優待で最大約16%も利回りがあるため、長期間保有すれば、損する可能性は小さいと思います。過度に心配する必要はありません。

注意点2:株主優待が廃止されるリスクがある

もう一つの注意点は株主優待が廃止されるリスクがあることです。株主優待の廃止は頻繁にあるわけではないですが、会社の方針が突然変わって株主優待が廃止されることはありえます。株主優待廃止のリスクを恐れる場合は利用しないほうがいいです。

路井 なびお
路井 なびお

とはいえ、株主優待の廃止は株価下落につながるため、経営者は基本的に維持しようとすることが多いです。過度に心配する必要はありません。

手数料を無料にする方法5.手数料が無料になるキャンペーンを利用する

証券会社の中には口座開設などに伴って株の手数料が無料になるキャンペーンを実施しているところもあります。活用できるものがあれば、積極的に利用するとよいです。

証券会社の口座開設キャンペーンについてはこちらのまとめページをどうぞ。

まとめ

本記事では国内株・ETFの手数料が無料になる証券会社とその条件について紹介しました。

この中で最も使いやすいのは、常に手数料無料の株アプリ「ストリーム(STREAM)」です。無料になる上限金額を気にする必要がないので、便利です。

一方、大手証券のほうがいい場合、少額取引(1日あたりの合計取引額が100万円以内)で手数料無料SBI証券楽天証券 auカブコム証券GMOクリック証券 岡三オンラインを使うとよいです。日本株・ETF・REITのうち約98%は100万円以下で売買できますので、お得です。

路井 なびお
路井 なびお

それぞれ1口座ずつ持っていれば、最大で合計400万円までの取引も可能です。

それぞれの口座をうまく使い分けて、お得に投資を始めるとよいです。

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補足.ネット証券の日本株の手数料の一覧表

補足として、ネット証券の手数料の一覧表を作成しました。多くの証券会社では以下の2つの手数料コースがありますので、それぞれに分けて比較しています。

  • 1日の約定代金合計額に対して手数料が決まるコース
  • 1回の取引ごとに手数料が決まるコース
取引ごとにコースを選択することはできず、事前に選択しないといけません(変更することも可能ですが、適用されるのは翌日以降です)。

1日の約定代金合計額に対して手数料が決まるコースの場合

「1日の約定代金合計額に対して手数料が決まるコース」の手数料は下表のようになっています。

会社名~20万円~30万円~50万円~100万円
SBI証券(税込)0
楽天証券 (税込)0
マネックス証券 (税込)550550550550
松井証券(税込)01100
auカブコム証券(税込)0
GMOクリック証券 (税込)0
岡三オンライン(税込)0
SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)(税込)440440440660
SBIネオモバイル証券(税込)月額制
SBIネオモバイル証券の手数料についてはこちら
ストリーム(STREAM)(税込)0
LINE証券(税込)1取引ごとに手数料が決まるコースのみ
LINE証券の手数料についてはこちら

最も手数料が安いのは、ストリーム(STREAM)です(約定金額によらず、手数料無料)。

次に手数料が安いのは、SBI証券楽天証券 auカブコム証券GMOクリック証券 岡三オンラインです(1日あたりの売買金額が合計100万円以下で手数料無料)。

長期投資家は1日に何度も売買することは少ないので、1日あたり100万円を超えることはあまりないと思います。したがって、手数料を安くしたいなら、上記6社のいずれかを使うとよいです。

1回の取引ごとに手数料が決まるコースの場合

会社名~5万円~10万円~20万円~30万円~40万円~50万円
SBI証券(税込)5599115275275275
楽天証券 (税込)5599115275275275
マネックス証券 (税込)5599115275275275
松井証券(税込)1日の約定代金合計に対して手数料が決まるコースのみ
auカブコム証券(税込)5599115275275275
GMOクリック証券 (税込)5090100260260260
岡三オンライン(税込)108108220385385385
SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)(税込)5588106198198198
SBIネオモバイル証券(税込)月額制
SBIネオモバイル証券の手数料についてはこちら
ストリーム(STREAM)(税込)0
LINE証券(税込)日中取引は0.2~0.5%
夜間取引は1.0%
LINE証券の手数料についてはこちら

手数料体系や取引金額によって異なるので比較しにくいですが、全般的に手数料が安いのは以下の順です。

  1. ストリーム(STREAM)
  2. SBIネオモバイル証券
  3. SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)
  4. GMOクリック証券
  5. SBI証券楽天証券 マネックス証券auカブコム証券

手数料が最も安いのはストリーム(STREAM)です。ストリームは金額によらず、常に手数料無料なので使いやすいです。新興ネット証券でもよければ、ストリームを選ぶとよいです。

次に手数料が安いのはSBIネオモバイル証券です。SBIネオモバイル証券は新興ネット証券ではありますが、SBI証券とCCC(TSUTAYAの運営会社)の子会社が運営していますので、安心感があります。

また、歴史が長い大手ネット証券が良い場合、SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)GMOクリック証券 SBI証券楽天証券 マネックス証券auカブコム証券の手数料が安いです。

路井なびお

自称「優良銘柄選びのソムリエ」。長期投資ブログ「ロイナビ(Long term investment Navi)」の管理人。

長期・積立・分散投資を基本として、インデックス投資と個別株(日米株)投資を実践しています。

優良なバリュー株や低コストなインデックス投信について調査・分析するほか、私が用いている分析方法や便利なツールなどについても紹介しています。

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