単元未満株(ミニ株、端株)の手数料比較。おすすめ証券会社ランキングを紹介

日本株は通常、1単元(100株)ごとの取引ですが、中には1株から売買できる(単元未満株、ミニ株、端株)証券会社もあります。少額から投資可能な単元未満株はリスク小さく始められるので、特に投資初心者に適しています。

投資 まなぶ
投資 まなぶ

単元未満株を買える証券会社はどこ?手数料は割高になったりする?

路井 なびお
路井 なびお

単元未満株は大手ネット証券のほか、新興のスマホ証券でも扱っています。

最近は単元未満株の手数料が格安な証券会社(【SBIネオモバイル証券】)が出てきたので、ぐっと使いやすくなっていますよ。

本記事ではネット証券における単元未満株(ミニ株)の売買手数料や取引時間等を比較し、おすすめの証券会社を紹介します。

info飛ばし読みするにはこちら(下に目次もあります)

ミニ株は本来1単元の1/10で売買するサービスのことであり、厳密には単元未満株とは異なります。しかし、実際にはあまり区別なく使われていることが多いため、本記事では単元未満株とミニ株を同じ意味で使っています。

結論.単元未満株なら、手数料が格安なSBIネオモバイル証券がおすすめ

最初に結論から言うと、最後に、単元未満株でおすすめの証券会社を4つ順番に挙げると以下のようになります。

ランキング会社名特徴
1【SBIネオモバイル証券】手数料が格安
取扱銘柄が豊富
2フロッギー(SMBC日興証券)手数料が比較的安い
取扱銘柄が豊富
3マネックス証券取引時間が有利、名証も扱っている
取扱銘柄が豊富
4LINE証券手数料が安いが、取扱銘柄が少ない

中でも、特におすすめなのは【SBIネオモバイル証券】です。SBIネオモバイル証券は少額投資における手数料が格安です。取扱銘柄も豊富であり、日本株のほとんどの銘柄を1株から売買できます。

こつこつと定期的に積立投資するのに適しているので、投資初心者から経験者まで幅広く適しています(私も【SBIネオモバイル証券】を使って、毎月1~3株くらいずつ積立投資しています)。

SBIネオモバイル証券は2019年4月に開始した、新しい証券会社です。

新興ネット証券は不安という方もいるかもしれませんが、SBIネオモバイル証券はSBI証券とCCC(TSUTAYAやTポイントを運営している会社)の合弁会社です。歴史は浅くてもある程度の信頼感はあると私は考えています。

SBIネオモバイル証券は少額投資に強いという魅力があるため、最初は【SBIネオモバイル証券】で始めてみるとよいです。

単元未満株(ミニ株)の取引条件の比較

代表的なネット証券の単元未満株の対応状況は以下のようになっています。

会社名取扱の有無サービス名称
SBI証券売買可能S株
楽天証券 売却のみ可能
マネックス証券売買可能ワン株
松井証券売却のみ可能
auカブコム証券売買可能プチ株
GMOクリック証券売却のみ可能
岡三オンライン証券売買可能単元未満株
ライブスター証券売却のみ可能
【SBIネオモバイル証券】売買可能S株
フロッギー(SMBC日興証券)売買可能キンカブ
LINE証券売買可能単元未満株

SBI証券やマネックス証券など7社が売買可能となっていて、楽天証券など、他の証券会社では売却や買取請求のみできます。

上記の7証券における単元未満株の取引条件(手数料、取引時間、取扱銘柄)について比較しました。

単元未満株(ミニ株)の手数料の比較

各証券会社の単元未満株の取引手数料をまとめたのが下表です。

会社名手数料(税抜)最低手数料(税抜)
SBI証券0.50%50円
マネックス証券0.50%48円
auカブコム証券0.50%48円
岡三オンライン証券最低0.6%200円
【SBIネオモバイル証券】月額制(月間合計取引額が50万円以下の場合、実質的な手数料は20円/月
フロッギー(SMBC日興証券)購入時:無料(100万円以下)
    1.0%(100万円以上)
売却時:0.5%(100万円以下)
    1.0%(100万円以上)
なし
LINE証券スプレッドがかかる
日中取引:0.05%
夜間取引:0.5%

多くの証券会社の手数料は1取引ごとに決まりますが、SBIネオモバイル証券のみ月額制です。

手数料が格安なのはSBIネオモバイル証券

手数料体系が異なっていてわかりにくいですが、手数料の安さで選ぶならSBIネオモバイル証券が良いです。

SBIネオモバイル証券では月間の合計取引額に応じてサービス利用料という形で手数料がかかります。サービス利用料の金額は以下のとおりです。

SBIネオモバイル証券のサービス利用料(手数料)

SBIネオモバイル証券のサービス利用料(SBIネオモバイル証券のホームページより)

月間合計取引額が50万円まで手数料は200円(税抜)というだけでも安いです。そのうえ、SBIネオモバイル証券では毎月Tポイントを200円分もらえます(SBIネオモバイル証券でのみ利用可能な期間固定Tポイント)。

つまり、月間合計取引額が50万円以下の場合、手数料は実質的に20円(消費税分)となります。ほぼ無料に近い手数料で単元未満株を売買できます

LINE証券の手数料も比較的安いが、取扱銘柄数が少ないことがデメリット

SBIネオモバイル証券の次に手数料が安いのはLINE証券です。LINE証券における日中取引のスプレッド(実質的な手数料)は0.05%なので、SBI証券やマネックス証券の約1/10です。

ただし、後でも説明するようにLINE証券は取扱銘柄数が少ない点がデメリットです(取扱銘柄数についてはこちら)。

取引の自由度を考慮すると、次に手数料が安いフロッギー(SMBC日興証券)のほうが使いやすいです。

SBIネオモバイル証券とフロッギーの手数料の比較

SBIネオモバイル証券とフロッギーの手数料体系は異なるので、単純には比較しにくいです。そのため、以下の売買を想定して、SBIネオモバイル証券とフロッギーの合計手数料を比較しました。

 合計金額SBIネオモバイル証券フロッギー
売買を2万円ずつ行う4万円実質20円100円
売買を5万円ずつ行う10万円実質20円250円
売買を25万円ずつ行う50万円実質20円1250円
売買を50万円ずつ行う100万円実質900円2500円
売買を100万円ずつ行う200万円実質900円5000円
売買を150万円ずつ行う300万円実質900円7500円

毎月もらえるTポイントの分を考慮すると、どのケースにおいてもSBIネオモバイル証券のほうが手数料が安いです。手数料で比較するなら、【SBIネオモバイル証券】がおすすめです。

単元未満株(ミニ株)の取引時間の比較

単元未満株の取引時間は特殊です。多くの証券会社では注文してから数時間後に決まる価格で成行買い(売り)することになっています。

成行注文とは取引所に出ている注文のうち最良の価格で売買する注文方法のことです。

注文時刻と約定時刻の間にタイムラグ(時間差)があるため、想定外の高値で買ったり、思いがけない安値で売ったりするリスクがあります。

価格変動リスクを抑えるためには、できるだけタイムラグが小さい証券会社を選ぶとよいです。

フロッギーが採用しているVWAPトレード方式とは、午前または午後の平均取引価格を加重平均した価格で取引する方式です。

平均化されているので、予想外の価格になる可能性は小さくなりますが、価格を指定できないという点は成行注文と同じです。

取引時間の比較結果

各社の注文可能時間と、約定価格が決まる時間、注文締切から約定までのタイムラグをまとめたのが下表です。

会社名注文可能時間約定価格注文締切~約定までの時間
SBI証券
【SBIネオモバイル証券】
①10:30~21:30
②21:30~翌10:30
①翌営業日前場始値
②翌営業日後場始値
①11.5時間
②2時間
マネックス証券17:00~翌11:30翌営業日後場始値1時間
auカブコム証券①00:01~10:00
②10:01~23:00
③23:01~24:00
①当日後場始値
②翌営業日前場始値
③翌営業日後場始値
①2.5時間
②10時間
③12.5時間
岡三オンライン証券①00:00~10:30
②16:15~21:00
③21:00~24:00
①当日後場始値
②翌営業日前場始値
③翌営業日後場始値
①2時間
②12時間
③12.5時間
フロッギー(SMBC日興証券)①5:00~8:00
②8:00~11:30
③16:00~翌2:00
①前場の加重平均価格
②後場の加重平均価格
③翌営業日前場の加重平均価格
①1~3.5時間
②1~3.5時間
③7~7.5時間
LINE証券9:00~14:50
17:00~21:00
注文時の価格即時取引

唯一、即時取引できるのはLINE証券だが、取扱銘柄数が少ない

LINE証券は自社で仕入れた株式(つまり、在庫の株式)を投資家と直接売買する形式をとっています。そのため、上記の中で唯一、即時取引が可能です(また、取引所が閉まっている夜間も取引可能です)。

LINE証券は注文からのタイムラグなく売買できますので、安心して取引できます。

一方、LINE証券は在庫を抱えるリスクがあるため、その取扱銘柄は売買が比較的活発な銘柄(主に大企業)に限られています(取扱銘柄数についてはこちら)。

大企業を中心に投資するならLINE証券でもよいです。しかし、隠れた優良株は中小型株に多いため、LINE証券では投資できません。

取引の自由度を考慮すると、取扱銘柄数が豊富な他証券のほうが使いやすいです。

次にタイムラグが短いのはマネックス証券

LINE証券の次にタイムラグが短いのはマネックス証券(最小1時間)です。次に、SBI証券、SBIネオモバイル証券、岡三オンライン証券(最小2時間)が続きます。

取引時間の観点ではマネックス証券が有利です。

単元未満株の注文を出すときは、朝の時間帯がおすすめです。注文締切から約定価格が決まるまでのタイムラグが短いため、予想外の約定価格になりにくいです。

逆に夜などに発注すると、最大で約12時間程度のタイムラグがあります。日本の夜はアメリカやヨーロッパでは昼間の時間帯です。海外のニュースの影響が翌日の取引価格に影響しやすく、予想外の約定価格になりがちです。

夜に発注するのはあまりおすすめしません

単元未満株(ミニ株)の取扱銘柄数の比較

1株から買える銘柄は証券会社ごとに違います。各社の単元未満株の取扱銘柄(どの証券取引所の上場銘柄を扱っているか)について、下表にまとめました。

会社名東証名証福証札証
SBI証券
【SBIネオモバイル証券】
売買可売却のみ可売却のみ可売却のみ可
マネックス証券売買可売買可売却のみ可売却のみ可
auカブコム証券売買可売買可売却のみ可売却のみ可
岡三オンライン証券売買可売買可売却のみ可売却のみ可
フロッギー(SMBC日興証券)売買可売却のみ可売却のみ可売却のみ可
LINE証券315銘柄のみ売買可

東証:東京証券取引所
名証:名古屋証券取引所
福証:福岡証券取引所
札証:札幌証券取引所

SBI証券、SBIネオモバイル証券、フロッギーは名証銘柄の購入ができません。しかし、国内株式で東証に上場していない銘柄はほんの一部に過ぎないため、LINE証券以外の6社ではほとんどの銘柄を売買可能です。

一方、LINE証券で取り扱っているのは、売買が活発な銘柄(主に大企業)に限られます。有名な大企業しか投資しないならLINE証券でもよいですが、マイナーな中小型株には投資できません。

隠れた優良株は中小型株に多いので、本格的に投資をしたいなら、LINE証券以外の6社を選ぶとよいです。

単元未満株(ミニ株)でおすすめの証券会社ランキング

最後にもう一度、単元未満株でおすすめの証券会社4社を順番に挙げます。

ランキング会社名特徴
1【SBIネオモバイル証券】手数料が格安
取扱銘柄が豊富
2フロッギー(SMBC日興証券)手数料が比較的安い
取扱銘柄が豊富
3マネックス証券取引時間が有利、名証も扱っている
取扱銘柄が豊富
4LINE証券手数料が安いが、取扱銘柄が少ない

1位.手数料の安さならSBIネオモバイル証券が最適

手数料の安さを重視するなら、【SBIネオモバイル証券】が最もよいです。月間合計売買金額が50万円までなら、何回取引しても手数料は実質20円/月という格安さが魅力的です。

SBIネオモバイル証券は2019年4月に営業開始した新興ネット証券ですが、ネット証券最大手のSBI証券と、TSUTAYAやTポイントを運営しているCCCの合弁会社が運営しています。歴史は短くても証券会社としての信頼感はあると考えています。

私も【SBIネオモバイル証券】を使って、毎月少額ずつ個別株を積み立てています。

SBIネオモバイル証券は開始からわずか7か月あまりで20万口座を超えたと発表しています。

1999年創業で、ネット証券第5位のauカブコム証券が113万口座ですので、SBIネオモバイル証券のユーザーは急激に増えていることがわかります。

2,3位.大手証券が良いなら、フロッギーかマネックス証券

もし大手証券会社のほうがいいという場合、次におすすめなのはフロッギー(SMBC日興証券)です。フロッギーは100万円以下の取引なら買付手数料が無料です。

また、手数料は少し高くなりますが、マネックス証券もおすすめです。マネックス証券は取引時間や取扱銘柄の点で若干有利だからです。

4位.投資先は大企業のみなら、LINE証券

もしはじめての投資などで、マイナーな中小型株への投資はしないのであれば、LINE証券もよいです。

日中取引のスプレッド(実質的な手数料)は0.05%で安いし、即時売買可能というメリットもあります。また、スプレッドはやや高い(0.5%)ですが、夜間取引も可能です。

とはいえ、株式投資の醍醐味は隠れた優良株を見つけて投資することであり、銘柄数が限られているLINE証券では本格的な投資がしにくいです。

最初はLINE証券で始めるとしても、ある程度慣れたら【SBIネオモバイル証券】なども併用することをおすすめします。

まとめ

本記事ではネット証券における単元未満株(ミニ株)の売買手数料や取引時間等を比較し、なぜSBIネオモバイル証券がおすすめかについて紹介しました。

単元未満株は取り扱う証券会社が限られていたり、取引手数料がやや高かったりなどのデメリットがあります。しかし、少額から分散投資できるというメリットは大きいです。

特に個別株投資に興味があるけれども銘柄選定にまだ自信がないという初心者や、手持ちの投資資金がまだ少ない投資家におすすめです。

単元未満株(ミニ株)で投資を始めるなら、手数料が格安な【SBIネオモバイル証券】をうまく活用するとよいです。

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