「ある程度のリスクはあっても、大きな利益を狙いたい」というあなたは、成長株(グロース株)投資に適しています(成長株投資の特徴についてはこちら)。
成長株投資では、これから旬となる銘柄を察知して、成長ストーリーを見極めることが大事です。そのため、成長株投資法は流行に対する感度が高いあなたに適した手法です。
成長株(グロース株)投資の要点
グロース株投資を簡単に言うと、高成長銘柄がさらに人気化することによる値上がり益を狙う投資法です。一般的な株式投資のイメージは高成長株投資だと思いますので、王道的な投資法のひとつです。
一方、高成長銘柄はすでに株価が割高なことが多いです。成長がストップした途端に人気がなくなって、株価が急落することも多いため、意外とハイリスク・ハイリターンな投資法であると認識しておくとよいです。
もし相場の潮目が変わったときはすぐに損切りするように気を付けておくとよいです(成長株投資のコツについては、広瀬 隆雄著のMarket Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法がわかりやすいです)。
成長株投資は王道的だが、失敗も多いので、積極的におすすめはしない
私は成長株投資がうまくなく、大失敗したこともあるので、成長株投資をおすすめはしていません(私の過去の失敗談についてはこちら)。
どちらかというと、初心者にはインデックス投資や割安株投資、高配当株投資が適していると思っています。
しかし、成長株投資で成功している方ももちろんいますので、興味があればトライしてみるとよいです。
割安・高成長株を狙うという方法もある
通常の成長株投資の場合、株価の割高さを無視して投資することが一般的です。すでに割高な銘柄であっても、人気が出ればさらに株価は(短期的に)上がることも多いからです。
一方、高成長株が割安になっている時期を狙って投資するという方法もあります(ここでは、割安・高成長株投資と呼びます)。
割安・高成長株投資といえば、『投資哲学を作り上げる/保守的な投資家ほどよく眠る 』の著者フィリップ・A・フィッシャーが有名です。投資の神様とも呼ばれる、ウォーレン・バフェットもフィッシャーの影響を受けたと公言しているほど、偉大な投資家です(フィッシャーとその著書についてはこちら)。
たくさんの投資家がひしめき合っている現代の株式市場では、割安・高成長株はほとんどないですが、当たれば爆発的な利益が得られるという特徴があります。非常に難易度は高いですが、興味があれば挑戦してみるとよいです。
割安・高成長株投資では、割安株投資をベースにするとよい
割安・高成長株投資で大事なのは、企業の本質価値を見極めることであり、そのベースは割安株(バリュー株)投資です。
「割安株を探している中で、たまたま高成長株があった」というのが現実的だと思いますので、まずは割安株投資を学んでいくとよいです。