- 「バフェットの最新のポートフォリオ(保有銘柄)を知るにはどうすればいい?」
- 「バフェットの保有銘柄に投資したけど、今もバフェットは持ち続けているのか知りたい」
実は、マネックス証券が提供しているサイト「iBillionaire」を使えば、バフェットの最新銘柄(四半期ごと)をいつでも見ることができます。
「iBillionaire」を使えば、バフェットと同じ投資を手軽にできますので非常に参考になります。
本記事では、バフェットの最新銘柄を見られるサイト「iBillionaire」と、バフェット銘柄を参考にした投資方法について紹介します。
追記.
残念ながら、「iBillionaire」は閉鎖されてしまいました。
代わりのサイトとして、「finbox.com」というサイトの中の、「Top Investment Ideas」を使うとよいです。英語のサイトですが、たくさんの投資家のポートフォリオを簡単に閲覧できて便利です。
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バフェットの最新ポートフォリオ(投資銘柄)を確認できるツール
最初に、バフェットの最新ポートフォリオを閲覧できるサイト「iBillionaire」について紹介します。
マネックス証券のサイト「iBillionaire」にアクセス
まず、マネックス証券が運営する、「iBillionaire」にアクセスします。
追記.
残念ながら、「iBillionaire」は運営者の都合により、閉鎖されてしまいました。
代わりのサイトとして、「finbox.com」というサイトの中の、「Top Investment Ideas」を使うとよいです。英語のサイトですが、たくさんの投資家のポートフォリオを簡単に閲覧できて便利です。
ポートフォリオが公開されている投資家は15人
下のほうにいくと、「伝説の投資家たち」という表示があります。このサイトでポートフォリオが公開されている投資家は、以下の15人です。
- ウォーレン・バフェット
- カール・アイカーン
- ジョージ・ソロス
- レイ・ダリオ
- ジョン・ポールソン
- デイビッド・テッパー
- レオン・クーパーマン
- ジュリアン・ロバートソン
- ダニエル・ローブ
- スティーブ・マンデル
- ネルソン・ペルツ
- ラリー・ロビンス
- ビル・アックマン
- デイビッド・アインホーン
- チェイス・コールマン
そうそうたる顔ぶれですね。運用資産は総額3280億ドル(約36兆円)です。。。
全員知っているという方はなかなかいないかもしれませんが、たまに日経新聞とかに名前が出る人もいます。名前だけは聞いたことがあるという方もいるでしょう。
上記15人のポートフォリオを無料で閲覧できます。
バフェットのバークシャーハサウェイの保有銘柄(ポートフォリオ)の確認の仕方
ポートフォリオを見るには、各投資家の写真をクリックします。試しにバフェットの保有銘柄を見てみましょう。
始めに保有銘柄全体の価格チャート(運用成績)が出てきます。バフェットの場合は、彼が経営するバークシャー・ハサウェイの株価です。3年分まで確認できます。
下にいくと、バフェット(バークシャー・ハサウェイ)のポートフォリオ(保有株)が出てきます。上位10銘柄が表示されていますが、すべて見たければ、右下の「すべて表示する」をクリックします。
バークシャー・ハサウェイのポートフォリオ(保有銘柄)は、上位5銘柄で、約65%を占めていますね(2018年3月)。
バフェットの集中投資家ぶりがよくわかりますね。
株式数の増減がわかる
iBillionaireのよいところは、保有株の増減がわかることです。これを見れば、どの銘柄に期待できて、どれが期待薄なのかの目安になります。
ポートフォリオの投資指標やセクターごとの投資割合がわかる
さらに下にいくと、ポートフォリオ全体のPERなどの投資指標や、セクターごとの投資割合がわかります。
保有銘柄は四半期ごとに更新される
各投資家の保有銘柄は、四半期ごとに公的に提出された資料を元にして更新されています。多少のタイムラグはありますが、いつでも最新の保有銘柄を知ることができます。
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割安な優良株選びのノウハウについては、以下の記事でまとめてあります。詳しく見たい方は、以下のリンクからどうぞ。
バフェットのポートフォリオ(保有株)を自身の長期投資に生かす方法
方法1:保有銘柄を真似して買う
1つ目のやり方は、バフェットのポートフォリオ通りに買うというやり方です(つまり、バフェットの投資に相乗りする方法です)。
投資タイミングは多少遅れますが、もともとバフェットは長期投資のスタンスで投資しますから、公表されてから後追いしても、それなりの利益が出ると言われています。
ただし、バフェットの保有銘柄をそのまま買うのであれば、バークシャーの株を買うのと似ています。手軽さから言えば、バークシャー株を買っ手もよいかもしれません。
最近のバークシャーのリターンは、S&P500とあまり変わらない
しかし、今からバークシャーの株を買っても、以前のような素晴らしい運用成績は得られないかもしれません。下の表は、バークシャーの株価のリターンと、S&P500(アメリカ株の代表的な市場平均)を比較した資料です。
2000年くらいまではバークシャーのリターンがS&Pを大幅に上回っていることが多かったのですが、2000年以降はS&P500とあまり変わらない成績が多くなっています。
なぜでしょうか?
その理由は、バークシャーの規模が大きくなりすぎて、大型銘柄への投資しかできなくなったためです。
今後もS&P500と同程度の運用成績になるだろうと考えるのであれば、バークシャー株の代わりにS&P500を買うのもよいです。
バフェットの運用利回りが低下していることについては、以下の記事にまとめてあります。
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バフェットの利回りが低下中!? その原因は、銘柄選択基準の変化にあり?
方法2:増加した銘柄のみを買う
2つ目のやり方は、バフェットが買い増した銘柄のみに投資する方法です。この場合、バフェットの期待値の高い銘柄のみに投資するので、ある程度高いリターンが見込める可能性があります。
例えば、私は、バフェットがSYNCHRONY FINANCIALを買い増したのを知った直後、2017年9月に約30ドルで買いました。その後、別の投資に資金を振り向けるために11月下旬に売ってしまいましたが、この時の価格は約34ドルです。
つまり、約2ヶ月で13%の値上がり益を得ることができました。
バフェットは基本的に長期投資のスタンスなので、短期間に売って、利益が出たのはたまたまかもしれません。
毎回うまくいくとは限りませんが、ご興味があれば、やってみるとよいです。
方法3:バフェットの方法を参考に、中小のバフェット銘柄を自分で探す
バフェットの運用成績がS&P500とあまり変わらないレベルになった理由は、運用規模が大きくなりすぎたためです。成長の可能性が大きいのに、株価が割安に放置されやすい中小型株への投資が難しくなってしまったのです。
一方、私たち個人投資家は、不幸か、バフェットほど資金がありませんので、気兼ねなく中小型銘柄に投資できます。バフェットの運用方針を参考にして、中小型銘柄に投資することには、大きな可能性があります。
バフェットの基本的な投資スタイルは、割安株(バリュー株)投資です。事業内容や財務諸表から、企業の本質的な価値を算出し、株価が割安な企業を買う、という投資スタイルです。
バフェットほどの成功は簡単ではないと思いますが、ほどほどの成績でよければ不可能ではないと思います。
まとめ
- バフェットら、大投資家のポートフォリオ(投資先一覧)を見たければ、マネックス証券が運営するサイト「iBillionaire」がオススメ。
- バフェット後追い投資をすることで、ある程度の利益は得られる。
ただし、大型株に限られるので、成長力が高いのに割安な中小型銘柄に投資したいならば、自力で銘柄を探す必要がある。