高配当銘柄の魅力は定期的に配当を得られる点です。銀行預金を格段に上回る利回りを得られますし、比較的損しにくい投資方法として個人投資家に人気があります。
せっかく配当をもらえたのに、それ以上に株価が下落したことがあります。トータルでマイナスにしないためにはどんな銘柄を買えばよいですか?
実は、高配当株の中には業績が悪くて高配当利回りになっている銘柄も多いです。高配当株投資で成功するには、配当利回りだけでなく、業績にも注目するとよいです。
正しい高配当株の選び方がわかれば、長く堅実に配当で利益を得られます。
本記事では「高配当株投資戦略の種類と、長期投資におすすめな高配当銘柄の選び方」について紹介します。
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長期保有におすすめな2つの高配当株投資戦略
配当を目的とした、代表的な投資手法は以下の2つです。
- 高配当利回り株投資法
- 連続増配銘柄投資法
これらの投資法の考え方について、以下で解説していきます。
1.高配当利回り株投資法
配当利回りは以下の計算式で表される指標です。
配当利回りは株式の購入代金のうち何%を、年間配当金で回収できるかを表しています。高配当利回り株投資法では、配当利回りが大きい銘柄を選別して投資します。
配当利回りの水準は時期によって変わりますが、日本株の平均は1.5%~2.5%くらいです。配当利回りが3%~4%あれば十分高利回りと考えてよいです。
中には7~9%くらいある高配当株もありますが、長期投資にはおすすめしません。なぜなら、業績悪化が予想されていて株価が急落したために配当利回りが高くなっている場合が多いからです。
このような銘柄に投資すると、業績悪化が現実になったときに減配(配当金額が減ること)が発表され、さらに株価が下落するというダブルパンチを受ける可能性があります。
いずれ業績が回復するのであればまだましですが、ずっと回復できないことも多く、最悪の場合は倒産する可能性もあります。
たとえ高配当であったとしても業績回復が期待できない銘柄はおすすめできません。
ダウの犬投資法
配当利回りの高さだけでなく、業績懸念の少ない優良大企業から投資先を選ぶ方法として有名なのが「ダウの犬投資法」です。
「ダウ」というのはアメリカの代表的な株式指数であるダウ平均(米国を代表する大企業30社で構成される指数)のことです。「ダウの犬投資法」ではダウ30社の中で配当利回りが高い10社に投資し、1年後に再び配当利回りが高い銘柄に乗り換えることを繰り返します。
なぜダウの犬投資法は高い運用成績が期待できるのでしょうか?
ダウの犬投資法のポイントは米国を代表する大企業30社の中から選んでいることです。
厳選された大企業ですから、経営破綻する可能性は少ないです。よって、株価低迷は一時的なものにとどまり、その後に回復するであろうと期待できます。
つまり、高配当利回り株投資法では、単に高配当なだけではなく、将来の企業業績が回復・拡大すると期待できる銘柄をおすすめします。
2.連続増配銘柄投資法
一方、投資時の配当利回りは高くなくても、将来的に配当が増えそうな銘柄を狙うという投資手法もあります。この場合、特におすすめしたいのが連続増配銘柄です。
連続増配銘柄の代表例がauブランドで有名な携帯電話事業者のKDDIです。下図のように純利益が順調に成長しており、配当も16期連続で増加し続けています。
以下がKDDIの株価チャートです。
もし2003年に1株あたり700円で投資していた場合、2018年3月期の配当は1株あたり90円ですから、配当利回りは約13%になっています。そのうえ、株価も4倍以上になっていますので、KDDIへの投資は大成功であったと考えられます。
このような連続増配銘柄に投資して、長期で資産運用するという戦略もおすすめです。
日本株の連続増配銘柄の例
日本株において、代表的な連続増配銘柄の例を以下に挙げます(引用:ダイヤモンド・ザイ(2019年9月号))。
企業名 | 連続増配年数 | 当ブログの株価分析記事 |
---|---|---|
花王 | 30 | 花王の株価分析 |
リコーリース | 24 | |
SPK | 21 | SPKの株価分析 |
三菱UFJリース | 21 | |
ユー・エス・エス | 20 | |
沖縄セルラー電話 | 19 | 沖縄セルラー電話の株価分析 |
KDDI | 18 | KDDIの株価分析 |
興銀リース | 18 | |
芙蓉総合リース | 18 | |
東京センチュリー | 17 |
日本株でダントツのトップは、衣料用洗剤の「アタック」などで有名な日用品メーカーの花王です。日用品は不況期でも需要がなくなることがありませんので、業績が比較的安定しています。そのため、増配を続けやすいという特徴があるので長期投資におすすめです。
米国株の連続増配銘柄の例
次に、アメリカ企業における連続増配銘柄を以下に挙げます(引用:米国会社四季報)。
企業名 | 連続増配年数 |
---|---|
ドーバー | 63 |
P&G | 63 |
パーカー・ハニフィン | 63 |
ジェニュイン・パーツ | 62 |
スリーエム | 61 |
シンシナティ・ファイナンシャル | 58 |
ロウズ・カンパニー | 57 |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 56 |
コカ・コーラ | 56 |
米国企業においても日用品や飲料などの消耗品メーカーで連続増配が多い傾向があります。このように将来も需要が絶えることのない業種の高配当株がおすすめです。
高配当株投資法のメリット・デメリット
高配当株投資法が人気なのは定期的な収入(インカムゲイン)が見込めるからだけではありません。配当を再投資して長期間運用し続ければ、市場平均を上回る運用成績を得られることが知られているからです(過去のデータをもとにアメリカのジェレミー・シーゲル教授が実証しています)。
とはいえ、高配当株投資法にもリスクはあります。実際に運用する際は、メリット・デメリットを理解しておくことをおすすめします。詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
長期保有におすすめな高配当・安定・優良銘柄の探し方(見分け方のコツ)
では、優良な高配当株を見分けるにはどのようにすればよいでしょうか?判断基準としておすすめしたいのは以下の3つです。
- 配当利回りが高い
- ビジネスモデル・業績が優れていて、将来的に増益が期待できる
- 株価が割安である
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
1.高配当利回りである
第1に重要なのは配当利回りです。日本株の場合、配当金利回りが3~4%くらいの株を選ぶのがおすすめです。
しかし、日本の上場企業は約3700社あります。すべての企業の配当利回りを調べるのは大変です。
そこでおすすめなのが、各ネット証券などが無料で提供しているスクリーニング機能を使うことです(口座保有者のみ使用可能)。スクリーニングとは配当利回りなどの投資指標を組み合わせて複数の条件を設定し、条件に合致する銘柄のみを抽出する機能のことです。
スクリーニングを使えば、配当利回りが比較的高くて業績が成長している銘柄を簡単に抽出できます。例えば、大手ネット証券の楽天証券で高配当銘柄を探す場合の例を見てみましょう。
楽天証券にログイン後、「国内株式」-「スーパースクリーナー」をクリックします。
配当利回りに関する検索条件を追加します。「検索条件を追加」をクリック後、「配当利回り(%)」をクリックします。
何%以上にしたいかを設定します。
その他の条件を追加してもよいです。スクリーニングの結果、以下のように条件に合致した銘柄が表示されます。
このようにして、配当利回りが高い銘柄を探せます。簡単で便利ですね。
注意点:配当性向や総還元性向が高すぎる銘柄は除外する
「とにかく高配当な銘柄がいい」という人も中にはいます。しかし、高配当利回りの銘柄であっても、配当性向や総還元性向が高すぎる銘柄はおすすめできません。
配当性向とは1株当たり純利益に対する配当金の割合[%]のことです。つまり、以下の式で表されます。
また、総還元性向という指標もあります。総還元性向の定義は以下です。
自社株買いとは、企業が自社の株式を買うことです。流通する株数が減って、1株あたり利益が増えるため、株価向上につながります。自社株買いは配当と並ぶ、株主還元の手段です。
配当性向や総還元性向が高いほうがいいように感じますが、高すぎる会社は避けるべきです。目安として、配当性向が50%、総還元性向が100%を超える銘柄は注意することをおすすめします。
なぜなら、企業が業績を拡大するには利益の蓄積が必要不可欠です。しかし、配当性向や総還元性向が高すぎる銘柄は社内に利益を蓄積できず、むしろ流出してしまうため、いずれ業績が低迷しそうだと考えられるからです。
配当性向が高すぎる会社の例
イメージしやすいように、製薬会社最大手の武田薬品工業の例で説明します。武田薬品工業は1株あたり180円の配当を10年近く続けています。配当利回りは4%弱あり、トップレベルの高配当株であるため、個人投資家に人気があります。
しかし、高配当を維持する一方で、2012年以降は業績が低迷しています。以下に武田薬品工業の1株あたり利益と配当金を示します。
2012年以降は、1年に稼いだ利益以上の配当を支払うこと(配当性向100%以上)が常態化しています。
この理由もあってか、武田薬品の所有する現金および現金同等物は2011年のピークから急減しており、2018年はピーク時の1/3程度になっています。
もちろん、現金以外の資産もありますから、現金の減少が配当金に直接影響するわけではありません。しかし、配当余力がだんだん乏しくなっているのは事実であり、この状況が続けば配当金額が見直される懸念があります。
高配当株投資をする場合は、業績に見合った配当であるかチェックする必要があります。配当性向や総還元性向が高すぎる銘柄はおすすめしません。
2.ビジネスモデル・業績が優れていて、将来的に増益が期待できる
将来、減配や無配にならないために大事なのは、業績が継続的に伸びていくことです。特に、将来も競争力があって、需要も見込める企業なのかという点が大事です。見分けるポイントはビジネスモデルと業績です。
将来的に増益が期待できる企業の例
例えば、時価総額で世界1位のアップルで説明します。アップルの主力製品であるiPhoneは高価格なスマホとして有名です。しかし、それでも世界中で売れるのはアップルが強力なブランド力とデザイン性を持っていて、顧客を囲い込んでいるからです。
実際、アップルの業績をみてみると、以下のように拡大していることがわかります。
このように盤石な業績・ビジネスモデルを持った企業であれば、今後も増益になるだろうと予想できますので、長期投資におすすめです。
将来の業績は不確実性が高いので、なかなか見極めるのが大変かもしれません。特に、最初のうちは直近の高成長に惑わされて失敗することが多いので注意が必要です。
不安な方は最初は単元未満株を使って少額から分散投資するとよいです。単元未満株なら1株から買えるので、リスク小さく始められて便利です(単元未満株のメリット・デメリットはこちら)。
不況時の業績悪化リスクを判断するには、リーマンショック前後の業績変化を見るとよい
高配当株で注意すべきなのは、景気の変動に業績が左右されやすい銘柄(景気敏感株)です。
景気敏感株は景気の良い時期に配当が増えて高配当株になりやすいです。しかし、不況時は減益や赤字決算になりやすく、大幅減配と株価暴落というダブルパンチを受けることがあります。景気敏感株で高配当利回りという株には注意が必要です。
景気敏感株かを調べる目安として、リーマンショック(2008年)前後の業績を見るとよいです。
例えば、景気敏感株の例としてオリックスの業績を見てみましょう。オリックスの2007年以降の売上高と営業利益は下図のようになっています。
2007年3月期は約2900億円の営業利益を稼いでいましたが、リーマンショック後の2010年3月期は約290億円まで減少しています。この時、オリックスは大幅減配を発表して株価が暴落しています。
この結果から、オリックスは景気循環の影響を受けやすい業種であることがわかります。
もちろんリーマンショックの頃とビジネスモデルが変化している場合もあります。その場合は次の不況が来ても減益幅は小さい可能性はありますので、過去の業績はあくまでも目安に過ぎません。
過去の業績とともに、現在の事業内容をよく調べてから投資することが大事です。
長期の業績・財務状態を調べるのに便利な財務分析ツール3選
銘柄分析をするときに、決算短信や有価証券報告書を全部調べていくのは大変です。各社が提供している財務分析ツールを上手に使って、効率よく銘柄分析するとよいです。 中でも、私が主に使っているのは以下の3つです。- マネックス証券 の銘柄スカウター
- GMOクリック証券 の財務分析ツール
- 会社四季報CD-ROMのスクリーニング機能
3.株価が割安である
3つ目のポイントは、株価が割安であることです。
上記の2つがそろっている会社は、投資家の注目を集めやすいため、総じて株価が割高になりがちです。優良な高配当株であっても、株価が割高なときに投資すると長期投資の成果は出にくいです。
もし割高な高配当株に投資したあとで業績が悪化してしまい、減配・無配になった場合は大損失を受けることもありますので注意が必要です。
株価が割安な高配当株の例
株価が割安な高配当株の例として、KDDIについてみてみましょう。KDDIは16期連続増配であるうえ、2019年3月期の予想配当利回りは3.71%(2019年2月)もあり、高配当株として人気です。
KDDIの株価チャートは以下のようになっており、2013年以降に業績が拡大し始めた2013年以降に大きく上昇しています。
一方、2019年2月のPER(株価収益率、収益性からみた割安度の指標)を見ると、約10.4倍です。PERは15~20倍が適正な値といわれ、小さいほど株価が割安であることを表しています。
つまり、KDDIは高配当な優良株である一方、株価は割安といえる水準です。このような銘柄が高配当株投資におすすめです。
PERやPBRは多くの人が使っているので無視できない株価指標ですが、欠点もあります(PER・PBR・ROEの使い方と注意点についてはこちら)。
一方、私が最も重視しているのが、「企業価値評価手法による理論株価」です。
企業価値評価手法では事業性と資産性を総合評価するため、合理的に株価の割安度を測ることができます。
割安株投資をするなら、企業価値評価手法による理論株価がおすすめです(理論株価の考え方と計算方法についてはこちら)。
将来的に増益が期待できる連続増配銘柄への投資例
株価が割安な高配当・優良銘柄を探す際におすすめなのが中小型株です。なぜなら、中小型株は業績が良くても知名度がないために株価が割安に放置されている場合が比較的多いからです。
将来的に増益が期待できる中小型銘柄の例として、実際に私が投資したプラップジャパンを見てみましょう。プラップジャパンは、広報・PRの支援・コンサルティングを主力事業としている会社です。
下図は、プラップジャパンの売上高と営業利益の推移です。
リーマン・ショックの前後で業績が一時落ち込んでいますが、長い目でみれば右肩上がりになっています。プラップジャパンは日本に進出した外資系企業の顧客が多く、現在は中国事業を成長分野としていることから、今後も業績拡大が期待できます。
次に、プラップジャパンの営業利益率を見てみると、おおむね10~14%です。
営業利益率は競争力の高さの目安と考えられ、日本企業の平均的な営業利益率は8~9%くらいです。プラップジャパンは比較的高い競争力を持っている会社といえるでしょう。
また、以下が1株あたり純利益と配当金の推移ですが、配当金は13期連続で増配しています。
株主還元にも積極的と考えられ、増配狙いで長期保有するのにも適しています。
以上の点から、プラップジャパンは今後も増益が期待できる銘柄と考えられます。
以下がプラップジャパンの長期の株価チャートです。私は2017年にプラップジャパンの株価が割安だと考えて投資しました。
2018年にある程度株価が上昇したところで一部を売却し、利益確定しました。
以下が売却時の取引履歴です。
100株を114,200円で購入し、3500円の配当を受けたのち、1年後に159,500円で売却しています。1年の保有期間で約43%の利益を得られました。
増配期待が大きい銘柄はずっと保有し続けてもいいのですが、業績好調な銘柄であれば売却益で利益を出すこともできます。選択肢が多いので、出口戦略を選べるというメリットがあります。
長期保有におすすめな高配当株ランキング【2020】
以下の記事では、長期保有に適した高配当株をランキング形式で紹介しています。興味がある方は以下の記事をどうぞ。
【2021】高配当株のおすすめ銘柄ベスト10。減配しにくい、好業績・好財務銘柄が狙い目
プロの保有銘柄を参考にした選び方(高配当株ETFの保有銘柄から選ぶのもおすすめ)
高配当銘柄に着目して算出された、各種の株式指数に連動するように設計されたETF(上場投資信託)があります。その構成銘柄が公開されていますので、これを参考にして選ぶのもおすすめです。
配当利回りだけでなく、企業規模や信用リスクなどで選別されていますから、ある程度安心して投資できます。
また、銘柄をいくつも買うのが面倒な場合はETFそのものを購入するというのもおすすめです。多少の信託報酬がかかってしまいますが、状況に合わせてETFの運用会社が投資割合を変更したり、銘柄を入れ替えたりという作業を代行してくれますので、手間がかからないというメリットがあります。
たとえば、日本、米国の高配当株ETFとして、以下があります。
コード | ETF名 | 連動する指数 |
---|---|---|
1478 | iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF | MSCIジャパン高配当利回りインデックス |
1489 | 日経高配当株50ETF | 日経平均高配当株50指数 |
1577 | 日本株高配当70 | 野村日本株高配当70指数 |
VYM | バンガード・米国高配当株式ETF | FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス |
HDV | iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF | モーニングスター配当フォーカス指数 |
実際に、各ETFの構成銘柄についてみてみましょう(最新の銘柄を知りたい場合は上記のETF名をクリックしてください。公式ページへのリンクになっています)。
iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF(1478)の構成銘柄
日経高配当株50ETF(1489)の構成銘柄
日本株高配当70(1577)の構成銘柄
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)の構成銘柄
iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)の構成銘柄
どのETFも有名な大企業が多く組み入れられていて安心な一方で、どの指数を採用するかによって構成銘柄は大きく異なっています。
同じ高配当銘柄であっても、生活必需品メーカーは好不況の波が小さいのに対して、自動車産業、石油産業、金融業などでは業績が大きく変動しやすいという特徴があります。逆に自動車産業などではキャピタルゲイン(株価の値上がり益)も狙えるというメリットがあります。
上記のETFを高配当株選びの参考にして、自分の投資スタンスに合った銘柄を選ぶとよいです。
日本株・米国株の選び方についてのおすすめ記事はこちら:まとめ
本記事では、高配当株投資戦略についてまとめました。意外とチェックすべきポイントが多くて難しそうに感じてしまったかもしれません。
しかし、配当金は株価の上下に比べたら圧倒的に安定していますので、安心して投資できるのが魅力です。キャピタルゲイン(株価の値上がり益)狙いの投資に比べると、取り組みやすいのは間違いありません。
一方、資産が増えるまでには長い年月がかかるので、忍耐が必要です。豊かな将来を得たいならば、なるべく早めに始めることをおすすめします。
始めのうちは銘柄選びに失敗することもあるかもしれませんが、投資経験を積んでいくうちに選別眼が磨かれて成功する可能性が高まります。高配当株投資をやってみたいと感じたならば、まずは少額から始めて実践しながら学んでいくことがおすすめです。
少額から投資したいなら、単元未満株を使うのもおすすめです。単元未満株なら1株から売買できますので、通常の単元株取引(100株単位)よりぐっと投資しやすくなります。
私の場合、SBIネオモバイル証券を使って、1~3株くらいずつ定期的に積立投資しています。SBIネオモバイル証券を使えば、格安な手数料で1株ずつ売買できるので、リスク小さく始められて便利です。