- 「イオンフィナンシャルサービスに興味があるけど、業績や財務はどうなのだろうか?」
- 「イオンフィナンシャルサービスの株価は割安?割高?」
イオンの売り上げ増加に伴って、イオンクレジットカード利用者も増え続けており、イオンフィナンシャルサービスの業績は緩やかに成長しています。
イオンフィナンシャルサービスの業績は順調な反面、株価は2015年以降、大幅に下落しています。そのため、同社の実績配当利回りはなんと約6.1%にも達しています。
イオンフィナンシャルサービスの株価はかなり割安なように見えますが、買い時と考えてよいでしょうか?当サイト(ロイナビ)のアンケートでも株価分析希望が多かったので、調べてみました。
本記事ではイオンフィナンシャルサービスの業績や財務内容、株価の割安さなどから、今の株価は買い時なのか?について私の考えを紹介します。
本記事は、自分の銘柄調査の一環として行ったものです。私なりの投資判断が含まれていますが、投資を推奨するものではありません。
投資をする際は、最新の情報を調べたうえで、自己責任で投資判断をお願いします。
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「イオンフィナンシャルサービス」株の買い方
関連記事:
- 私の代表的な6つの投資判断基準
- イオンフィナンシャルサービスの売上高・経常利益は長期的に成長している
- イオンフィナンシャルサービスの経常利益率は約14%で高い
- イオンフィナンシャルサービスのキャッシュフローは多くの年でプラス
- イオンフィナンシャルサービスの財務は健全
- イオンフィナンシャルサービスの株価はやや割安な水準
- イオンフィナンシャルサービスの配当利回りは高いが、株主優待はない
- イオンフィナンシャルサービスと競合企業の比較について
- 直近決算の状況
- 【まとめ】イオンフィナンシャルサービスの株価は買い時か?私の総合的な投資判断について
- イオンフィナンシャルサービスの株の買い方
- アンケート:株価分析を希望する銘柄があれば、教えてください
私の代表的な6つの投資判断基準
投資判断基準は投資スタイルによって異なります。私の場合、業績好調な割安株(バリュー株)への投資が好きなので、以下の6つの観点を重視しています。
上記6つの観点でイオンフィナンシャルサービスの株価は買い時なのか、私なりに検討してみました。
イオンフィナンシャルサービスの売上高・経常利益は長期的に成長している
1つ目の判断基準は「業績は成長しているか?」です。
2008年以降のイオンフィナンシャルサービスの長期業績(売上高・営業利益)は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
- 売上高:右軸
- 経常利益:左軸(0からのスタートではないことに注意してください)
イオンフィナンシャルサービスの売上高・経常利益はリーマンショック後にやや低迷していましたが、2010~2011年を底として、増加が続いています。
2011年からの8年間で売上高は約3倍、営業利益は約3.5倍に急成長しています。
イオンフィナンシャルサービスの収益の柱の一つである、クレジットカードの取扱高は下図のように急激に伸びており、業績は順調です(引用:イオンフィナンシャルサービスの決算説明会資料)。
イオンフィナンシャルサービスは業績が安定しやすいビジネスモデルであることが強み
イオンフィナンシャルサービスの収益はイオンカードを中心としたクレジット業務と、各種ローン業務(住宅ローン、リフォームローン、マイカーカーローンなど)が主です。
イオンフィナンシャルサービスが発行するイオンカード、イオンデビットカードは日々の消費に直結したビジネスなので、不況になっても急減することはあまりありません。また、ローン業務は新規の契約には影響があると思いますが、基本的に長期契約であるため、突然業績が悪化することは考えにくいです。
実際、大手企業でも巨額赤字が続出したリーマンショック後でもイオンフィナンシャルサービスの経常利益は4割減程度で収まっています。
イオンフィナンシャルサービスは比較的業績が安定したビジネスモデルであることが強みです。
今後の懸念材料は、キャッシュレス決済の競争激化
一方、イオンフィナンシャルサービスの収益の柱の一つである、クレジットカード事業においては、キャッシュレス決済の競争激化が起きています。
たとえば、QRコード決済のPayPayやLINE Payなどは、20%ポイント還元といった大赤字覚悟のキャンペーンを行い、新規顧客を大量に獲得しています。
イオンクレジットカードも20%ポイント還元キャンペーンを行って新規会員を増やしていますが、販売促進費用がかさんだため、2020年2月期の国内ソリューション事業(クレジット関連事業)は前年同期比で約10%の営業減益になっています。
クレジットカードの利用手数料引き下げにつながると、更なる収益低下もありうる
販売促進費用は一時的な費用ですが、更なる脅威もあります。もし低コストで運用できるQRコードがますます普及した場合、クレジットカードの利用手数料も引き下げざるを得ないと予想されます。
もしそのような流れが起これば、新規顧客を増やしたのに利益はあまり増えないという事態に陥るかもしれません。
イオンフィナンシャルサービスの収益の柱の一つであるクレジットカード事業は、転換期に差し掛かっている懸念があります。
イオンフィナンシャルサービスの経常利益率は約14%で高い
2つ目の判断基準は、利益率の高さです。利益率は競争力の強さを表す目安であると考えており、利益率は高いほど良いです。
イオンフィナンシャルサービスの2011年以降の経常利益率、ROE(自己資本利益率)、ROA(総資産利益率)は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
イオンフィナンシャルサービスの経常利益率は常に12%以上となっており、2020年2月期も約14%です。利益率が高い水準で安定しているというのは良い点です。
また、イオンフィナンシャルサービスのROEは9.6%、ROAは0.7%です。
一般的に見るとROAが1%に満たないというのは少なすぎるように感じますが、金融業は大量の預金(会社からみたら負債)とローンなどの債権を抱えることから、ROAは一般的に低くなりがちです。
国内最大のメガバンクである、三菱UFJフィナンシャルグループのROEは約5.4%、ROAは約0.3%ですので、イオンフィナンシャルサービスのROE、ROAは比較的高めです。
もちろん両社はビジネスの中身が異なるので、単純比較はできません。しかし、金融業の中で比べると、イオンフィナンシャルサービスは比較的収益性が高いビジネスをしているといえそうです。
イオンフィナンシャルサービスのキャッシュフローは多くの年でプラス
3つ目の判断基準は、キャッシュフローの潤沢さです。キャッシュフローは現金の出入りを表す数値であり、事業の実態を反映する指標として重要です。
イオンフィナンシャルサービスのキャッシュフローの推移は、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
※2013年に現金・現金等価物が急増したのは、イオン銀行との経営統合に伴うものです。
特に重要といわれる、営業キャッシュフローは多くの年でプラスになっていることがわかります(上下動が激しいのは、預金の増減の影響が大きいためです)。
巨額の投資キャッシュフローが発生している年もありますが、基本的にフリーキャッシュフローはプラスとなっているため、現預金は増加傾向にあります。
イオンフィナンシャルサービスのキャッシュフローには問題はなさそうです。
長期の業績・財務状態を調べるのに便利な財務分析ツール3選
銘柄分析をするときに、決算短信や有価証券報告書を全部調べていくのは大変です。各社が提供している財務分析ツールを上手に使って、効率よく銘柄分析するとよいです。 中でも、私が主に使っているのは以下の3つです。- マネックス証券 の銘柄スカウター
- GMOクリック証券 の財務分析ツール
- 会社四季報CD-ROMのスクリーニング機能
イオンフィナンシャルサービスの財務は健全
4つ目の判断基準は財務の健全さです。
貸借対照表(BS、バランスシート)をみると、企業の保有資産や負債などの内訳がわかります。売上高や利益などのデータに表れない、企業の強みや危険な兆候が貸借対照表に表れます。
売上高や利益も大事ですが、それ以上に貸借対照表のきれいさのほうが重要と私は考えています(同様に、キャッシュフローのきれいさも重要です)。
イオンフィナンシャルサービスの貸借対照表は以下のようになっています(引用:GMOクリック証券の財務分析ツール)。
イオンフィナンシャルサービスの自己資本比率は約7%だが、金融業の中では一般的な水準
イオンフィナンシャルサービスの自己資本比率は約7%です。
一般的に、自己資本比率の目安は、30%くらいで普通、40%以上あれば優良といわれるため、約7%というのは低い水準です。
しかし、金融業は負債による資金調達が多いため、自己資本比率が低くなることが普通です(例えば、銀行最大手の三菱UFJフィナンシャルグループの自己資本比率は5.2%です)。
イオンフィナンシャルサービスの運転資本は資産、負債の両側でほぼ等価ですし、有利子負債を十分超える現預金もあります。イオンフィナンシャルサービスの財務は健全とみてよさそうです。
イオンフィナンシャルサービスの株価はやや割安な水準
5つ目の判断基準は、株価の割安さです。
イオンフィナンシャルサービスの株価チャートは以下のようになっています(引用:SBI証券のホームページ)。
イオンフィナンシャルサービスの株価は2015年に3000円を超えていましたが、その後は大幅に低下し、1100円くらいまで落ち込んでいます。株価チャートからはかなり割安なように見えますが、買い時と考えてよいでしょうか?
ここでは、株価の割安さの指標として、以下の3つを使って検討してみました。
- PER(株価収益率)
- PBR(株価純資産倍率)
- 企業価値評価手法による理論株価
PERやPBRは多くの人が使っているので無視できない株価指標ですが、欠点もあります(PER・PBR・ROEの使い方と注意点についてはこちら)。
一方、私が最も重視しているのが、「企業価値評価手法による理論株価」です。
企業価値評価手法では事業性と資産性を総合評価するため、合理的に株価の割安度を測ることができます。
割安株投資をするなら、企業価値評価手法による理論株価がおすすめです(理論株価の考え方と計算方法についてはこちら)。
イオンフィナンシャルサービスは実績PERが約6.5倍で、割安な水準
最初に、イオンフィナンシャルサービスのPERの推移を見ると、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)
イオンフィナンシャルサービスのPERは2015年に25倍近くありましたが、その後は低下を続けており、現在のPERは約6.5倍となっています。
一般的に、PERの平均値は15倍くらいが目安といわれており、中でも金融業のPERは一桁台のものが多いです(たとえば、メガバンクのひとつ、三井住友フィナンシャルグループのPERは5.5倍)。
現在のイオンフィナンシャルサービスのPERは一般的にも、金融業の中でみても割安な水準です。
イオンフィナンシャルサービスのPBRは約0.6倍で、割安な水準
次に、イオンフィナンシャルサービスのPBRの推移を見ると、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)
イオンフィナンシャルサービスのPBRは2015年に最大2.6倍くらいになっていましたが、その後、徐々に低下して、現在のPBRは約0.6倍です。
PBRは1倍が解散価値(事業を清算したときに残る、帳簿上の価値)といわれ、下値の目安とされています。1倍以下なら株価は割安といわれますが、業績がよい企業であれば1倍以上になるのが普通です。
業績が良好なイオンフィナンシャルサービスのPBR(0.6倍)は割安な水準です。
イオンフィナンシャルサービスの株価は理論株価(企業価値)に対して割安
割安度の指標として有名なPER、PBRは一面的な評価であり、企業の実態がわかりにくいという弱点があります。
そのため、私が株価の割安さを判断するときは、企業価値評価手法によって求めた理論株価を重視しています。
企業価値(理論株価)を計算する手法はいろいろありますので、自分の考え方に合った手法をとるとよいです。
私の場合は、GMOクリック証券 の財務分析ツールで使われている手法と基本的に同じ考え方であるため、前記ツールを参考値として使っています(GMOクリック証券の財務分析ツールの特徴と使い方についてはこちら)。
理論株価(適正株価)の計算式と使い方の注意点。おすすめは企業価値評価手法
GMOクリック証券の財務分析ツールによると、イオンフィナンシャルサービスの理論株価は以下のようになっています。
※GMOクリック証券の財務分析ツールでは、「金融機関については、資産すべてが事業資産であるとの考えに基づき、財産・負債がゼロ」となっています。
イオンフィナンシャルサービスの理論株価 = 事業価値は2328円となっています。実際の株価1118円(2020/5/12終値)は理論株価に対して51%割安な水準となっています。
理論株価は決算発表が出るごとに変わります。
最新の理論株価を調べるには⇒ GMOクリック証券
株主価値と時価総額の推移
さらに、株主価値と時価総額の推移についても見てみましょう。
株主価値(企業価値)は前記の理論株価に発行済み株式数をかけたものです。また、時価総額は株価に発行済み株式数をかけたものを表します。
したがって、下図は株主価値⇒理論株価、時価総額⇒株価と置き換えて見てください。
イオンフィナンシャルサービスの株主価値と時価総額の推移は下図のようになっています(引用:GMOクリック証券の財務分析ツール)。
イオンフィナンシャルサービスの市場価値は2018年初は割高な水準でした。しかし、それ以降の株価下落に伴って、フェアバリュー(適正株価)を大きく割り込んでいます。2019年以降の株価急落は今期の業績悪化を先取りしたものと考えられます。
今後の株価は業績次第ですが、業績が想定ほど悪化しない、もしくは回復すると考えるなら、投資妙味がある水準です。
割安株を探すのに便利なスクリーニングツール
企業価値評価手法による理論株価でスクリーニングできるツールは少ないです。その中で、私が主に使っているのは以下の2つです(財務分析ツールの特徴と使い分け方についてはこちら)。- GMOクリック証券 の財務分析ツール
- 会社四季報CD-ROMのスクリーニング機能
イオンフィナンシャルサービスの配当利回りは高いが、株主優待はない
6つ目の判断基準は株主還元(配当・株主優待)をする姿勢があることです。
配当や株主優待には賛否両論あり、無いほうが良いという人もいます。しかし、配当や株主優待がある銘柄は、市場がショックに見舞われたときの株価下落率が比較的小さいという良さがあります。
そのため、私は業績などを最優先としたうえで、株主還元姿勢がある銘柄はなおよいと考えています。
イオンフィナンシャルサービスの配当・株主優待について、詳しく見ていきます。
イオンフィナンシャルサービスは配当利回りが高い
イオンフィナンシャルサービスの配当金利回りの推移は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
2017年から1株68円の配当が続く一方、株価は徐々に下落しているため、配当利回りは6.1%になっています。
日本企業の配当利回りは平均的に約2%くらいです。イオンフィナンシャルサービスの配当利回りは平均からみてかなり高い水準です。
イオンフィナンシャルサービスは長期的に増配を続けている
さらに、イオンフィナンシャルサービスの配当金の推移を見ると、以下のようになっています(有価証券報告書のデータから作成)。
2010年以降、業績拡大に伴って、徐々に増配をしていて、近年は1株あたり68円の配当金が続いています。
現在の配当性向は約43%であり、十分な増配余地があります。
※配当性向:税引後純利益のうち、何%を配当金として支払ったかの指標
イオンフィナンシャルサービスは今後も安定的な配当が見込めそうな銘柄です。
イオンフィナンシャルサービスは株主優待がない
残念ながら、イオンフィナンシャルサービスに株主優待はありません。
株主優待を楽しみにしている人にとっては、この点はマイナスです。
イオンフィナンシャルサービスと競合企業の比較について
イオンフィナンシャルサービスの競合企業として、クレディセゾン、ソニーFH、セブン銀行の業績と各種投資指標を比較してみました。
売上高、営業利益の比較
イオンフィナンシャルサービスとクレディセゾン、ソニーFH、セブン銀行の売上高、経常利益を比較した結果が以下です(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
クレディセゾンを除く3社は、長い目で見ると、増収増益傾向にあります。中でもイオンフィナンシャルサービスとセブン銀行は安定して成長しており、特に増益率ではイオンフィナンシャルサービスが抜群に良いです。
一方、クレディセゾンについてみると、経常利益は2010年よりも増えているものの、売上高が低迷しています。
投資指標の比較
イオンフィナンシャルサービスとクレディセゾン、ソニーFH、セブン銀行の投資指標を比較した結果が以下です(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
PER、PBRの割安さではイオンフィナンシャルサービスとクレディセゾンがよさそうです。
一方、ROEでみるとイオンフィナンシャルサービスとソニーFH、セブン銀行が良いです(ただし、イオンフィナンシャルサービスとソニーFHの2社は預金を預かる銀行としての機能を持っているため、自己資本比率が低いです)。
イオンフィナンシャルサービスは4社の中では指標のバランスが良く、長期投資に向いています。
直近決算の状況
イオンフィナンシャルサービスの第2四半期決算を見てみましょう(第2四半期決算短信から作成)。
2020年4Qの売上が大きく減少しているように見えますが、これは決算期変更のためです。むしろ4Qは大幅増益となっており、2Qの出遅れを挽回し、通期では実質増益です(12か月分に換算した場合)。
一方、3-5月期はコロナ問題による外出自粛でクレジットカードの取扱高が減少することが予想されます。食料品に関する決済は増えていそうなので、大幅減益にはならないのではないかと思いますが、四半期決算を見てみないとよくわかりません。
今後は、新型コロナ問題の行方に注意が必要です。
【まとめ】イオンフィナンシャルサービスの株価は買い時か?私の総合的な投資判断について
イオンフィナンシャルサービスの投資判断について、下表にまとめました。各項目について、私なりの基準で◎、〇、△、× の4段階で評価してみました。
観点 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
業績の成長 | △ | 業績は長期的に成長している |
利益率の高さ | 〇 | 経常利益率は約14%で高い |
キャッシュフロー | 〇 | 営業キャッシュフローは多くの年でプラス |
財務の健全さ | 〇 | 財務は健全 |
株価の割安さ | 〇 | 株価は割安な水準 |
配当、株主優待 | 〇 | 配当利回りは約6.1%で高い 株主優待はない |
イオンフィナンシャルサービスは業績が緩やかに拡大していて高利益率な優良企業です。
そのうえ、株価はかなり割安なため、配当利回りが約6.1%もあり、長期保有に適した銘柄と感じます。
一方、新型コロナ問題によるクレジットカードの取扱高減少の懸念があります。また、コロナショックによる不況を原因として、もし各種ローンの貸し倒れなどが起きると、業績に与える悪影響は非常に大きくなります。
今のところ、新型コロナ問題が業績にどれほどのインパクトを与えるかはよくわからないため、今後の四半期決算などを注意深く見守る必要があります。
ある程度のリスクは覚悟のうえで投資する、もしくはある程度不安材料が解消されたところで投資するのが良さそうです。
銘柄選定の参考になれば幸いです。
イオンフィナンシャルサービスの株の買い方
最後に、イオンフィナンシャルサービスの株を少額から、安い手数料で買う方法について解説します。手数料は運用成績を確実に悪化させる要因ですので、できるだけ手数料が安い証券会社を利用しましょう。
主なネット証券の一覧
投資をするなら、対面型証券会社よりもネット証券が良いです。ネット証券は運営コストが安いので、対面型の証券会社より格段に手数料が安いです。
主なネット証券11社とおすすめの用途は以下のようになっています。
会社名 | おすすめの用途 | 当ブログの評価記事 |
---|---|---|
SBI証券 | 何でも | SBI証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
楽天証券 | 投資信託 (ポイント) | 楽天証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
マネックス証券 | 米国株 | マネックス証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
松井証券 | ロボアドバイザー (投信工房) | |
auカブコム証券 | 日本株 | |
GMOクリック証券 | 日本株 (財務分析ツール) | GMOクリック証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
SBIネオモバイル証券 | 日本株 (単元未満株) | SBIネオモバイル証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
ストリーム(株アプリ) | 日本株 (手数料) | ストリーム(STREAM)のメリット・デメリット、評判・口コミ |
LINE証券 | 日本株 (単元未満株) | LINE証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
PayPay証券 (旧:ワンタップバイ) | 米国株 | PayPay証券(旧:ワンタップバイ)のメリット・デメリット、評判・口コミ |
岡三オンライン | 日本株 | |
ライブスター証券 | 日本株 |
- SBIネオモバイル証券:1株から少額投資できて、手数料も格安
- ストリーム(STREAM):株式の取引手数料が無料(従来型の委託手数料について)
- SBI証券:最大手のネット証券でオールマイティーに便利
格安な手数料で、1株から少額投資したいならSBIネオモバイル証券
日本株の通常の取引単位は100株(1単元)です。イオンフィナンシャルサービスの株価は1118円(2020/5/11終値)ですので、通常は約12万円くらいの資金が無いと購入できません。大金を一度に投資すると、失敗したときのダメージが大きくなりますし、そもそも投資資金が豊富でないと買えないという問題があります。
少額からリスク控えめに投資したいなら、SBIネオモバイル証券の単元未満株制度を使うとよいです。なぜなら、格安な月額手数料で、1株から何度でも売買できて便利だからです(単元未満株のメリット・デメリットはこちら)。
SBIネオモバイル証券は2019年4月に営業開始した新興ネット証券ですが、ネット証券最大手のSBI証券とCCC(TSUTAYAやTポイントの運営会社)の合弁会社なので、信頼感もあります(SBIネオモバイル証券のメリット・デメリットはこちら)。
株式の取引手数料を無料にしたいならストリーム(STREAM)
株アプリ「ストリーム(STREAM)」は2018年にスタートした、新しいネット証券です。SBI証券や楽天証券のような知名度はありませんが、株式の取引手数料がゼロ円という他にはない特長を持っています(ストリームのメリット・デメリットはこちら)。
ストリーム(STREAM)は新興ネット証券ですが、KDDIや大和証券などの大企業も出資している会社が運営していますので、ある程度の信頼感はあると考えています。
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株取引をするなら、信用ある大手がいいという場合は、SBI証券がおすすめです。SBI証券は国内株式個人取引シェアNo.1であり、最初に開いた口座がSBI証券という方は多いです。
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アンケート:株価分析を希望する銘柄があれば、教えてください
もし、株価分析を希望する銘柄があれば、下記のアンケートで投票いただけるとうれしいです。
分析記事の対象銘柄選びの参考にさせていただきます(過去の株価分析記事はこちら)。
投票の仕方:
- 以下の銘柄の中で、株価分析を希望する銘柄に投票してください。選択肢にない銘柄をご希望であれば、自分で追加することも可能です。
- 書き込む場合は銘柄コードではなく、日本株の銘柄名でご入力ください。
- 本アンケートは日本株限定でお願いします。
- 書き込む場合は、日本株の銘柄名のみを入力してください。もし、それ以外の不適切な内容が書き込まれた場合は削除することもありますので、ご了承願います。
- 銘柄数が多くなりすぎた場合は、サイト管理者が整理することがありますので、あらかじめご了承ください
- できるだけご希望に沿えるように記事を作成していきたいと思いますが、余暇を使って記事を作成している関係上、すべてのご希望にお応えできるとは限りません。あらかじめご了承いただけますよう、よろしくお願いします。