- 「すかいらーくに興味があるけど、業績や財務はどうなのだろうか?」
- 「すかいらーくの株価は割安?割高?」
すかいらーくといえば、ガストやバーミヤンなどを全国に展開している飲食業界の大手企業です。
すかいらーくはファミリーレストランの印象が強いですが、近年は夢庵やとんから亭などの和食レストランを新規出店するなど、幅広い分野で事業展開をしています。
同社は2017年に株主優待の食事券を3倍に拡充しており、優待ランキングでも常に上位にランクインする高優待株として人気があります(引用元:投資家のための企業情報サイトNET-IRの株主優待ランキング)。
一方、すかいらーくの株価は2020年3月のコロナショック以降、大きく下落しています。同社の業績や財務に懸念点はないのでしょうか?
本記事ではすかいらーくホールディングスの業績や財務内容、株価の割安さなどを分析し、今の株価は買い時なのか?について私の考えを紹介します。
本記事は、自分の銘柄調査の一環として行ったものです。私なりの投資判断が含まれていますが、投資を推奨するものではありません。
投資をする際は、最新の情報を調べたうえで、自己責任で投資判断をお願いします。
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「すかいらーく」株の買い方
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私の代表的な6つの投資判断基準
投資判断基準は投資スタイルによって異なります。私の場合、業績好調な割安株(バリュー株)への投資が好きなので、以下の6つの観点を重視しています。
上記6つの観点ですかいらーくホールディングスの株価は買い時なのか、私なりに検討してみました。
すかいらーくの営業利益は悪化傾向である
1つ目の判断基準は「業績は成長しているか?」です。
2008年以降のすかいらーくの長期業績(売上高・営業利益)は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
- 売上高:右軸
- 営業利益:左軸(0からのスタートではないことに注意してください)
すかいらーくの営業利益は2016年まで上昇傾向でした。しかし、2017年以降、営業利益は減少に転じています。
すかいらーくの営業減益の原因は主に人件費の上昇です。2016年ごろからアルバイトの平均時給は急激に上昇し始めました。毎年の時給は前年と比較して20~30円も上昇しています。(引用元:ジョブズリサーチセンター)
人件費上昇の大きな理由として、少子高齢化や働き手の選択肢が増えたことなどにより、外食業界では慢性的な人手不足が加速していることが挙げられます。
すかいらーくも採用活動に資金を投じ、時給を上げることで人材を確保しようとしています。
今後の収益改善は、デジタル戦略による業務効率化にかかっている
こうした人件費上昇の流れを受け、すかいらーくではAIなどにより業務を効率化するシステムを用いて、人件費を抑えようという取り組みを進めています(引用元:2019年度通期決算説明会資料)。
たとえば、すかいらーくは、注文から決済までをデジタル化する計画を立てています。立地条件やその日の天候に合わせて、最適なメニューを表示し、スマホで決済までできる仕組みです。昨年より計画を進めており、今後も全店舗へ展開する予定です。
すかいらーくは独自のデジタル戦略を展開していくことで人件費増を抑制し、収益を改善しようと取り組んでいます。投資を検討する際は、売り上げの伸びだけでなく、収益を改善できるかに注目する必要があります。
すかいらーくの営業利益率は低めな水準
2つ目の判断基準は、利益率の高さです。利益率は競争力の強さを表す目安であると考えており、利益率は高いほど良いです。
すかいらーくの2008年以降の営業利益率は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
すかいらーくの営業利益率は2016年より減少傾向にあり、2019年12月期は約6%になっています。
日本株の場合、営業利益率が10%以上あれば良好といわれます。飲食業界全体にいえることですが、すかいらーくの営業利益率は平均より低い水準であることがわかります。
すかいらーくの営業利益率が減少傾向なのは、人件費の上昇のため
なぜすかいらーくの営業利益率が減少傾向にあるのかというと、販管費(主に人件費)が上昇しているためです。同社の販管費は2016年から2.5%以上上昇しており営業利益を圧迫しています。
一方、競合であるサイゼリヤは販管費を低く抑えています。これは同社が大規模な広告活動を行わず、コストを極限まで下げているためです。
大量仕入れにより原価率を競合より低めに抑えているすかいらーくですが、それを上回る販管費の上昇により営業利益率は減少しています。
今後のデジタル戦略により販管費をどこまで抑えられるかが営業利益率上昇の鍵となりそうです。
すかいらーくのキャッシュフローは安定している
3つ目の判断基準は、キャッシュフローの潤沢さです。キャッシュフローは現金の出入りを表す数値であり、事業の実態を反映する指標として重要です。
すかいらーくのキャッシュフローの推移は、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
特に重要といわれる、営業キャッシュフローは伸びてはいませんが、安定的に推移しています。すかいらーくの事業は新規出店に多くの設備投資が必要な事業ですが、それを上回る営業キャッシュフローを稼げています。
設備投資 → 営業キャッシュフロー → 設備投資の良い循環ができていることがわかります。
長期の業績・財務状態を調べるのに便利な財務分析ツール3選
銘柄分析をするときに、決算短信や有価証券報告書を全部調べていくのは大変です。各社が提供している財務分析ツールを上手に使って、効率よく銘柄分析するとよいです。 中でも、私が主に使っているのは以下の3つです。- マネックス証券 の銘柄スカウター
- GMOクリック証券 の財務分析ツール
- 会社四季報CD-ROMのスクリーニング機能
すかいらーくの財務は健全
4つ目の判断基準は財務の健全さです。
貸借対照表(BS、バランスシート)をみると、企業の保有資産や負債などの内訳がわかります。売上高や利益などのデータに表れない、企業の強みや危険な兆候が貸借対照表に表れます。
売上高や利益も大事ですが、それ以上に貸借対照表のきれいさのほうが重要と私は考えています(同様に、キャッシュフローのきれいさも重要です)。
すかいらーくの貸借対照表は以下のようになっています(引用:GMOクリック証券の財務分析ツール)。
すかいらーくの自己資本比率は約29%で、平均的な水準
最初に注目したいのが、自己資本比率(約29%)です。
自己資本比率の目安として、30%くらいで普通、40%以上あれば優良といわれます。すかいらーくの自己資本比率(約29%)は平均的な水準です。
ただし、固定資産が多く、流動比率が低いのが懸念点
一方、すかいらーくの資産内訳をみると、圧倒的に多いのが固定資産です。全資産のうち、固定資産が約92%を占めています。
そのうち約半分が土地や建物、設備などの有形固定資産であり、無形資産のうち多くがのれん(買収に伴って発生する、会計上の資産)です。これらは現金化しにくい資産です。
一方、日々の運転資金となる現金預金、売上債権などはわずかしかなく、すかいらーくの流動比率(=流動資産÷流動負債)は17%しかありません。
すかいらーくの自己資本比率は平均程度に高い一方、現金化しやすい資産が少ないため、何かあったときの資金繰りに不安がありそうと感じます。
すかいらーくの株価は割高な水準
5つ目の判断基準は、株価の割安さです。
すかいらーくの株価チャートは以下のようになっています(引用:SBI証券のホームページ)。
すかいらーくの株価は、2016~2019年にかけて上昇傾向でした。しかし、2020年に入ってからは新型コロナ問題による急速な業績悪化懸念などのため、株価は大幅に下落しています。
今のすかいらーくの株価は割安とみてよいでしょうか?
ここでは、株価の割安さの指標として、以下の3つを使って検討してみました。
- PER(株価収益率)
- PBR(株価純資産倍率)
- 企業価値評価手法による理論株価
PERやPBRは多くの人が使っているので無視できない株価指標ですが、欠点もあります(PER・PBR・ROEの使い方と注意点についてはこちら)。
一方、私が最も重視しているのが、「企業価値評価手法による理論株価」です。
企業価値評価手法では事業性と資産性を総合評価するため、合理的に株価の割安度を測ることができます。
割安株投資をするなら、企業価値評価手法による理論株価がおすすめです(理論株価の考え方と計算方法についてはこちら)。
すかいらーくのPERは約34倍で割高な水準
最初に、すかいらーくのPERの推移を見ると、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)
すかいらーくのPERは2019年に一時40倍近くなっていましたが、その後にやや低下しています。コロナショックで大きく株価が低下した、現在の実績PERは約34倍です。
PERの平均値は15倍くらいが目安といわれます。現在のすかいらーくのPER(約34倍)はかなり割高な水準と考えられます。
すかいらーくのPBRは約2.9倍で、やや割高な水準
次に、すかいらーくのPBRの推移を見ると、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)
すかいらーくのPBRは2015年に約4倍近くになっていましたが、その後にやや低下して、現在のPBRは約2.9倍です。
PBRは1倍が解散価値(事業を清算したときに残る、帳簿上の価値)といわれ、下値の目安とされています。1倍以下なら割安といわれますが、業績がよい企業であれば1倍以上になるのが普通です。
すかいらーくは成長性があまり高くなく、むしろ新型コロナ問題で業績が悪化する懸念のほうが大きいです。すかいらーくのPBR2.9倍は割高な水準です。
すかいらーくの株価は理論株価(企業価値)に対してかなり割高
割安度の指標として有名なPER、PBRは一面的な評価であり、企業の実態がわかりにくいという弱点があります。
そのため、私が株価の割安さを判断するときは、企業価値評価手法によって求めた理論株価を重視しています。
企業価値(理論株価)を計算する手法はいろいろありますので、自分の考え方に合った手法をとるとよいです。
私の場合は、GMOクリック証券 の財務分析ツールで使われている手法と基本的に同じ考え方であるため、前記ツールを参考値として使っています(GMOクリック証券の財務分析ツールの特徴と使い方についてはこちら)。
理論株価(適正株価)の計算式と使い方の注意点。おすすめは企業価値評価手法
GMOクリック証券の財務分析ツールによると、すかいらーくの理論株価は以下のようになっています。
すかいらーくは固定資産が非常に多いため、財産価値(資産の種類で重みづけした場合の保有資産価値)が少ししかありません。一方、有利子負債が多いです。
その結果、事業価値と財産価値の合計から有利子負債を差し引いて求めた、理論株価は559円となっています。
一方、すかいらーくの実際の株価は1661円(2020/9/1終値)ですので、理論株価に対して196%割高です。
理論株価は決算発表が出るごとに変わります。
最新の理論株価を調べるには⇒ GMOクリック証券
株主価値と時価総額の推移
さらに、株主価値と時価総額の推移についても見てみましょう。
株主価値(企業価値)は前記の理論株価に発行済み株式数をかけたものです。また、時価総額は株価に発行済み株式数をかけたものを表します。
したがって、下図は株主価値⇒理論株価、時価総額⇒株価と置き換えて見てください。
すかいらーくの株主価値と時価総額の推移は下図のようになっています(引用:GMOクリック証券の財務分析ツール)。
すかいらーくの株主価値は市場価値に対して、一貫して割高です。すかいらーくの市場価値は2020年以降に大きく下落していますが、それでも株主価値を大幅に上回って割高です。
また、近年のすかいらーくの純利益は減少傾向なため、株主価値も徐々に減っています。株主価値が減っている場合、長期投資しても割高さが拡大する一方となるため、株価の上昇を見込みにくいです。
これは過去の結果なので、今後の業績が回復すれば問題ないです。しかし、2020年は新型コロナ問題で外食業界に強烈な逆風が吹いているため、業績はむしろ悪化する可能性のほうが高いです。
総合的にみて、すかいらーくの株価はかなり割高と考えられます。
割安株を探すのに便利なスクリーニングツール
企業価値評価手法による理論株価でスクリーニングできるツールは少ないです。その中で、私が主に使っているのは以下の2つです(財務分析ツールの特徴と使い分け方についてはこちら)。- GMOクリック証券 の財務分析ツール
- 会社四季報CD-ROMのスクリーニング機能
すかいらーくの配当利回りは低いが、株主優待カードをもらえる
6つ目の判断基準は株主還元(配当・株主優待)をする姿勢があることです。
配当や株主優待には賛否両論あり、無いほうが良いという人もいます。しかし、配当や株主優待がある銘柄は、市場がショックに見舞われたときの株価下落率が比較的小さいという良さがあります。
そのため、私は業績などを最優先としたうえで、株主還元姿勢がある銘柄はなおよいと考えています。
すかいらーくの配当・株主優待について、詳しく見ていきます。
すかいらーくの配当利回りは1.2%でやや低めな水準
すかいらーくの配当金利回りの推移は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
2018年までの配当利回りは2%を超えていましたが、2019年に減配(38→19円)となったため、配当利回りは1%台になっています。
今期は新型コロナ問題で配当を維持できるかわかりませんが、もし維持できたとしても配当利回りは約1.2%です。
配当利回りは平均2%前後ですので、すかいらーくの配当利回りは平均より低めな水準です。
すかいらーくの最新の配当金利回りはこちら
すかいらーくは株主優待カードが人気
すかいらーくの株主優待は、食事券です。優待の金額は保有株式数によって変わりますが、たとえば、100株保有の場合は年間6,000円分です。
すかいらーくの株価は1643円(2020/9/2終値)なので、100株所有時の優待利回りは約3.7%であり、かなりお得です。
すかいらーくは株主優待のお得さで人気があり、株主優待ランキングでトップクラスとなっています。
ただし、優待拡充の経緯と今後の持続性に注意
すかいらーくが株主優待の金額を3倍にすると発表したのは2017年です。この優待拡充により、すかいらーく株は人気となり、株価が上昇しました。
しかし、当時、筆頭株主だったベインキャピタル(投資ファンド)は同時期にすかいらーく株の売却を始めています。そのため、大株主が高値で売り抜けられるように、一時的に優待を拡充したのではないかとささやかれています。
その後、2020年度まで優待内容が変わっていないため、とりあえず安心ですが、今後も高額な株主優待を持続していけるかはわかりません。
優待だけを目的に投資すると、期待を裏切られたときのショックが大きいです。業績や株価の割安さなどの点でも魅力があるかを確認してから投資を検討するほうが良さそうです。
すかいらーくと競合企業の比較について
すかいらーくの競合企業として、サイゼリヤ、ロイヤルH、ゼンショーHの業績と各種投資指標を比較してみました。
売上高、営業利益の比較
すかいらーくH、サイゼリヤ、ロイヤルH、ゼンショーHの売上高、営業利益を比較した結果が以下です(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
すかいらーくの売上高はゼンショーホールディングスに次いで大きく、多様な事業を展開していることにより売上高が大きくなっていることが読み取れます。
一方、競合は長期的に営業利益が伸びているのに対して、すかいらーくは2016年以降、営業利益が一貫して下がり続けている点が良くないです。
今後のすかいらーくは営業利益を向上していけるかに注視する必要がありそうです。
投資指標の比較
すかいらーくH、サイゼリヤ、ロイヤルH、ゼンショーHの投資指標を比較した結果が以下です(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
PBRで見ると、株価が割安なのはロイヤルHとサイゼリヤです。
一方、すかいらーくの直近3年間のROEは7~13%です。
すかいらーくのROEは日本企業の中で平均的な数値であり、競合の中でゼンショーホールディングスに次いで2番目によいです。
株価の割安さで選ぶなら、サイゼリヤ、ロイヤルHですが、収益性で選ぶなら、すかいらーくH、ゼンショーHが良さそうです。
すかいらーくの直近決算の状況
すかいらーくの直近の四半期業績の推移を見てみましょう(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
すかいらーくの四半期決算は、前年同期比マイナスが続いています。
さらに、新型コロナ問題で店舗休業、営業時間短縮を余儀なくされた2020年3月期2Qは大幅な減収、営業赤字に陥っています。これはすかいらーくだけの問題ではなく、飲食業界全体の問題ですが、今期の業績悪化は顕著です。
経済が再開された3Q,4Qの巻き返しに期待したいところですが、新型コロナ問題が収束しない中で、今期の業績はかなり苦しくなりそうです。
【まとめ】すかいらーくの株価は買い時か?私の総合的な投資判断について
すかいらーくの投資判断について、下表にまとめました。各項目について、私なりの基準で◎、〇、△、× の4段階で評価してみました。
観点 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
業績の成長 | △ | 営業利益が減少中で、今期は大幅に悪化すると考えられる |
利益率の高さ | △ | 営業利益率は約6%でやや低い |
キャッシュフロー | 〇 | 営業キャッシュフローは安定的にプラス |
財務の健全さ | △ | 自己資本比率が約29%で、有利子負債が多い |
株価の割安さ | △ | 割高 |
配当、株主優待 | ◎ | 配当利回りは約1.2%で低い 株主優待は高額の食事券 |
すかいらーくは優待利回りの高さが魅力的です。すかいらーくなどのファミレスをよく利用される方にとって、魅力的な銘柄です。
しかし、近年のすかいらーくの営業利益は減少傾向です。そのうえ、すかいらーくの株価は割高感があります。
もし今後優待内容が改悪されることがあれば、株価は大幅に下げてしまう可能性もあります。新型コロナ問題で売上が大幅に落ち込んでいる中ですので、今後の業績には注意が必要です。
銘柄選定の参考になれば幸いです。
すかいらーくホールディングスの最新の株価はこちら
すかいらーくホールディングスの株の買い方
最後に、すかいらーくの株を少額から、安い手数料で買う方法について解説します。手数料は運用成績を確実に悪化させる要因ですので、できるだけ手数料が安い証券会社を利用しましょう。
主なネット証券の一覧
投資をするなら、対面型証券会社よりもネット証券が良いです。ネット証券は運営コストが安いので、対面型の証券会社より格段に手数料が安いです。
主なネット証券12社とおすすめの用途は以下のようになっています。
会社名 | おすすめの用途 | 当ブログの評価記事 |
---|---|---|
SBI証券 | 何でも | SBI証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
楽天証券 | 投資信託 (ポイント) | 楽天証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
マネックス証券 | 米国株 | マネックス証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
松井証券 | ロボアドバイザー (投信工房) | |
auカブコム証券 | 日本株 | |
GMOクリック証券 | 日本株 (財務分析ツール) | GMOクリック証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
SBIネオモバイル証券 | 日本株 (単元未満株) | SBIネオモバイル証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
ストリーム(株アプリ) | 日本株 (手数料) | ストリーム(STREAM)のメリット・デメリット、評判・口コミ |
LINE証券 | 日本株 (単元未満株) | LINE証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
PayPay証券 (旧:ワンタップバイ) | 米国株 | PayPay証券(旧:ワンタップバイ)のメリット・デメリット、評判・口コミ |
岡三オンライン | 日本株 | |
ライブスター証券 | 日本株 |
- SBIネオモバイル証券:1株から少額投資できて、手数料も格安
- LINE証券:操作性が良くて、はじめての投資でも使いやすい(1株から少額投資可能)
- ストリーム(STREAM):株式の取引手数料が無料(従来型の委託手数料について)
- SBI証券:最大手のネット証券でオールマイティーに便利
格安な手数料で、1株から少額投資したいならSBIネオモバイル証券
日本株の通常の取引単位は100株(1単元)です。すかいらーくの株価は1643円(2020/9/2終値)ですので、通常は約17万円くらいの資金が無いと購入できません。大金を一度に投資すると、失敗したときのダメージが大きくなりますし、そもそも投資資金が豊富でないと買えないという問題があります。
少額からリスク控えめに投資したいなら、SBIネオモバイル証券の単元未満株制度を使うとよいです。なぜなら、格安な月額手数料で、1株から何度でも売買できて便利だからです(単元未満株のメリット・デメリットはこちら)。
SBIネオモバイル証券は2019年4月に営業開始した新興ネット証券ですが、ネット証券最大手のSBI証券とCCC(TSUTAYAやTポイントの運営会社)の合弁会社なので、信頼感もあります(SBIネオモバイル証券のメリット・デメリットはこちら)。
はじめての投資で使いやすさを重視したいならLINE証券
LINE証券は、コミュニケーションアプリで国内最大手のLINEが2019年にスタートした、新しいネット証券です。LINE証券では1株から少額ずつ投資できるうえ、日中取引のスプレッド(実質的な手数料)は0.2~0.5%で安いです(昼休み・夜間は1.0%)。
※LINE証券の手数料について、詳しくはこちら
LINE証券はアプリ開発の大手企業が運営しているだけあって、操作性が良く、使いやすいです。単元未満株は取扱銘柄が限定されているというデメリットがありますが、有名な大企業の多くは投資可能です(単元株=100株単位ならほとんどの銘柄を売買できます)。
はじめて投資する方で、使いやすさを重視するならLINE証券が適しています。
株式の取引手数料を無料にしたいならストリーム(STREAM)
株アプリ「ストリーム(STREAM)」は2018年にスタートした、新しいネット証券です。SBI証券や楽天証券のような知名度はありませんが、株式の取引手数料がゼロ円という他にはない特長を持っています(ストリームのメリット・デメリットはこちら)。
ストリーム(STREAM)は新興ネット証券ですが、KDDIや大和証券などの大企業も出資している会社が運営していますので、ある程度の信頼感はあると考えています。
最大手のネット証券でオールマイティーに便利なのはSBI証券
株取引をするなら、信用ある大手がいいという場合は、SBI証券がおすすめです。SBI証券は国内株式個人取引シェアNo.1であり、最初に開いた口座がSBI証券という方は多いです。
SBI証券の手数料は無料ではないですが、他証券と比較しても安い水準です。また、SBI証券は夜間取引やIPO(新規公開株)など、取り扱う商品・サービスが豊富なので、オールマイティーに使いやすいのがメリットです(SBI証券のメリット・デメリットはこちら)。
アンケート:株価分析を希望する銘柄があれば、教えてください
もし、株価分析を希望する銘柄があれば、下記のアンケートで投票いただけるとうれしいです。
分析記事の対象銘柄選びの参考にさせていただきます(過去の株価分析記事はこちら)。
投票の仕方:
- 以下の銘柄の中で、株価分析を希望する銘柄に投票してください。選択肢にない銘柄をご希望であれば、自分で追加することも可能です。
- 書き込む場合は銘柄コードではなく、日本株の銘柄名でご入力ください。
- 本アンケートは日本株限定でお願いします。
- 書き込む場合は、日本株の銘柄名のみを入力してください。もし、それ以外の不適切な内容が書き込まれた場合は削除することもありますので、ご了承願います。
- 銘柄数が多くなりすぎた場合は、サイト管理者が整理することがありますので、あらかじめご了承ください
- できるだけご希望に沿えるように記事を作成していきたいと思いますが、余暇を使って記事を作成している関係上、すべてのご希望にお応えできるとは限りません。あらかじめご了承いただけますよう、よろしくお願いします。