- 「コマツ(小松製作所)に興味があるけど、業績や財務はどうなのだろうか?」
- 「コマツの株価は割安?割高?」
コマツは国内のメーカーの中で比較的利益率が高く、国際競争力のある優良企業として知られています。
一方、コマツ(小松製作所)の株価は2018年初から続落し、高値の半値以下になっています。同社の株価は割安と考えてよいでしょうか?当サイト(ロイナビ)のアンケートでも株価分析希望が多かったので、調べてみました。
本記事ではコマツ(小松製作所)の業績や財務内容、株価の割安さなどから、今の株価は買い時なのか?について私の考えを紹介します。
本記事は、自分の銘柄調査の一環として行ったものです。私なりの投資判断が含まれていますが、投資を推奨するものではありません。
投資をする際は、最新の情報を調べたうえで、自己責任で投資判断をお願いします。
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私の代表的な6つの投資判断基準
投資判断基準は投資スタイルによって異なります。私の場合、業績好調な割安株(バリュー株)への投資が好きなので、以下の6つの観点を重視しています。
上記6つの観点でコマツの株価は買い時なのか、私なりに検討してみました。
コマツ(小松製作所)の売上高・営業利益は増えているが、今後は景気次第
1つ目の判断基準は「業績は成長しているか?」です。
2007年以降のコマツの長期業績(売上高・営業利益)は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
- 売上高:右軸
- 営業利益:左軸(0からのスタートではないことに注意してください)
売上高・営業利益はリーマンショックで急速に悪化しました。特に営業利益は2年間で約1/5に急減しています。
しかし、その後、市場が落ち着くとコマツの業績は回復し、2019年には最高益を記録しました。
今後の懸念材料は、景気悪化に伴う業績低迷
リーマンショック前後の業績からわかるように、コマツ(小松製作所)は景気に敏感な銘柄です。
米中貿易摩擦で景気停滞感が出始めた2019年以降、コマツの業績は減速しており、2020年3月期は減収減益となっています。
さらに、新型コロナ問題が発生した2020年2月以降、全世界が経済的に混乱しており、今期のコマツの業績予想は未定となってしまいました。
政府の経済対策で建設機械需要が増える可能性もありますが、全体的にみたら今期のコマツの業績は相当厳しいものになるだろうと予想されます。今後の景気動向には注意が必要です。
コマツ(小松製作所)の営業利益率は約10%でやや高い
2つ目の判断基準は、利益率の高さです。利益率は競争力の強さを表す目安であると考えており、利益率は高いほど良いです。
コマツ(小松製作所)の2007年以降の営業利益率は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
コマツ(小松製作所)の営業利益率はリーマンショック直後を除いて、ほぼ10%以上となっています。2019年3月期の営業利益率は約10%です。
日本株の場合、営業利益率が10%以上あれば良好といわれており、日本最大の企業、トヨタ自動車でも約8%です。コマツ(小松製作所)の営業利益率10%は比較的高い水準であり、競争力のある企業と考えられます。
コマツ(小松製作所)のキャッシュフローは良好
3つ目の判断基準は、キャッシュフローの潤沢さです。キャッシュフローは現金の出入りを表す数値であり、事業の実態を反映する指標として重要です。
コマツ(小松製作所)のキャッシュフローの推移は、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
特に重要といわれる、営業キャッシュフローは毎期プラスとなっています。
製造業は設備投資負担が重いケースが多いですが、コマツの場合、ほとんどの年で投資キャッシュフローを営業キャッシュフローでまかなえており(フリーキャッシュフローがプラス)、良い循環ができていることがわかります。
2018年に投資キャッシュフローが大きくマイナスになっているのは、鉱山機械メーカーの米ジョイ・グローバル社の買収に伴うものです。
あくまでも一時的な要因であり、将来の営業キャッシュフローの増加として回収されることが期待されます。
営業キャッシュフローは景気循環の影響が大きい
ただし、コマツの営業キャッシュフローは2014~2016年に大きくプラスになった後、やや減少しています。コマツは長期的な成長以上に景気循環の影響のほうが大きい印象があります。
コマツに投資するなら、長期的な成長を狙うというよりも、業績の上下をうまくとらえたタイミング投資が必要です。
長期の業績・財務状態を調べるのに便利な財務分析ツール3選
銘柄分析をするときに、決算短信や有価証券報告書を全部調べていくのは大変です。各社が提供している財務分析ツールを上手に使って、効率よく銘柄分析するとよいです。 中でも、私が主に使っているのは以下の3つです。- マネックス証券 の銘柄スカウター
- GMOクリック証券
の財務分析ツール
- 会社四季報CD-ROMのスクリーニング機能

コマツ(小松製作所)の財務は健全
4つ目の判断基準は財務の健全さです。
貸借対照表(BS、バランスシート)をみると、企業の保有資産や負債などの内訳がわかります。売上高や利益などのデータに表れない、企業の強みや危険な兆候が貸借対照表に表れます。
売上高や利益も大事ですが、それ以上に貸借対照表のきれいさのほうが重要と私は考えています(同様に、キャッシュフローのきれいさも重要です)。
コマツ(小松製作所)の貸借対照表は以下のようになっています(引用:GMOクリック証券の財務分析ツール)。
コマツ(小松製作所)の自己資本比率は約50%で比較的高い
コマツの自己資本比率をみると、約49%です。
自己資本比率の目安として、30%くらいで普通、40%以上あれば優良といわれます。自己資本比率が約49%というコマツ(小松製作所)の財務は比較的よい水準です。
また、資産の内訳をみると、売上債権、棚卸資産、有形固定資産が多めであり、現金等が少なくなっています。景気後退期にやや懸念はありますが、流動資産(通常1年以内に現金化、費用化ができる資産)が全負債を上回っているため、問題はなさそうです。
コマツの財務は健全です。
コマツ(小松製作所)の株価はやや割安なフェアバリュー(適正株価)
5つ目の判断基準は、株価の割安さです。
コマツ(小松製作所)の株価チャートは以下のようになっています(引用:SBI証券のホームページ)。
コマツ(小松製作所)の株価は2018年初の高値から50%以上下落しています。今のコマツの株価は買い時でしょうか?
ここでは、株価の割安さの指標として、以下の3つを使って検討してみました。
- PER(株価収益率)
- PBR(株価純資産倍率)
- 企業価値評価手法による理論株価
PERやPBRは多くの人が使っているので無視できない株価指標ですが、欠点もあります(PER・PBR・ROEの使い方と注意点についてはこちら)。
一方、私が最も重視しているのが、「企業価値評価手法による理論株価」です。
企業価値評価手法では事業性と資産性を総合評価するため、合理的に株価の割安度を測ることができます。
割安株投資をするなら、企業価値評価手法による理論株価がおすすめです(理論株価の考え方と計算方法についてはこちら)。
コマツ(小松製作所)はPERが約13倍で、適正な水準
最初に、コマツ(小松製作所)のPERの推移を見ると、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)
コマツ(小松製作所)のPERは2017年に一時38倍になりました。しかし、その後は低下し続けており、現在のPERは約13倍となっています。PERの平均値は15倍くらいが目安といわれますので、現在のコマツ(小松製作所)のPERは適正な水準です。
コマツ(小松製作所)はPBRが約1.1倍で、割高ではない
次に、コマツ(小松製作所)のPBRの推移を見ると、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)
コマツ(小松製作所)のPBRは2018年初に2.5倍を超えていましたが、その後に大きく低下して、現在のPBRは約1.1倍です。
PBRは1倍が解散価値(事業を清算したときに残る、帳簿上の価値)といわれ、下値の目安とされています。1倍以下なら株価は割安といわれますが、業績がよい企業であれば1倍以上になるのが普通です。
コマツ(小松製作所)はPBRが比較的低く、株価の割高感はありません。
コマツ(小松製作所)の株価は理論株価(企業価値)に対してやや割安
割安度の指標として有名なPER、PBRは一面的な評価であり、企業の実態がわかりにくいという弱点があります。
そのため、私が株価の割安さを判断するときは、企業価値評価手法によって求めた理論株価を重視しています。
企業価値(理論株価)を計算する手法はいろいろありますので、自分の考え方に合った手法をとるとよいです。
私の場合は、GMOクリック証券
の財務分析ツールで使われている手法と基本的に同じ考え方であるため、前記ツールを参考値として使っています(GMOクリック証券の財務分析ツールの特徴と使い方についてはこちら)。
理論株価(適正株価)の計算式と使い方の注意点。おすすめは企業価値評価手法
GMOクリック証券の財務分析ツールによると、コマツ(小松製作所)の理論株価は以下のようになっています。
コマツ(小松製作所)は固定資産や棚卸資産が多いため、財産価値(資産の種類で重みづけした場合の保有資産価値)は多くありません。一方、利益率が高く、業績は比較的良いため、事業価値が高くなっています。
その結果、コマツ(小松製作所)の理論株価は2378円となっていて、実際の株価2099.5円(2020/5/21終値)はやや割安なフェアバリュー(適正株価)となっています。
理論株価は決算発表が出るごとに変わります。
最新の理論株価を調べるには⇒ GMOクリック証券
株主価値と時価総額の推移
さらに、株主価値と時価総額の推移についても見てみましょう。
株主価値(企業価値)は前記の理論株価に発行済み株式数をかけたものです。また、時価総額は株価に発行済み株式数をかけたものを表します。
したがって、下図は株主価値⇒理論株価、時価総額⇒株価と置き換えて見てください。
コマツ(小松製作所)の株主価値と時価総額の推移は下図のようになっています(引用:GMOクリック証券の財務分析ツール)。
コマツの2017年末~2018年初の市場価値は、株主価値を大きく上回っていました(つまり、割高)。
しかし、2018年以降に株価が大きく下落したため、現在の市場価値は株主価値に近いレベルになっています。長期投資の予定ならば、投資してもよさそうな水準です。
ただし、コマツは景気敏感銘柄です。もし今後景気の悪化が本格化した場合は業績低迷により株主価値が減少し、株価もさらに下落する可能性があります。
もし長期投資するなら、一時的な下落はありうると想定したうえで、次の好況期まで持ち続けるつもりで投資する必要があります。
割安株を探すのに便利なスクリーニングツール
企業価値評価手法による理論株価でスクリーニングできるツールは少ないです。その中で、私が主に使っているのは以下の2つです(財務分析ツールの特徴と使い分け方についてはこちら)。- GMOクリック証券
の財務分析ツール
- 会社四季報CD-ROMのスクリーニング機能

コマツ(小松製作所)の配当利回りは高く、株主優待はオリジナルミニチュア
6つ目の判断基準は株主還元(配当・株主優待)をする姿勢があることです。
配当や株主優待には賛否両論あり、無いほうが良いという人もいます。しかし、配当や株主優待がある銘柄は、市場がショックに見舞われたときの株価下落率が比較的小さいという良さがあります。
そのため、私は業績などを最優先としたうえで、株主還元姿勢がある銘柄はなおよいと考えています。
コマツ(小松製作所)の配当・株主優待について、詳しく見ていきます。
コマツ(小松製作所)の配当利回りは高い
コマツ(小松製作所)の配当金利回りの推移は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
2020年3月期はやや減配となりましたが、2018年以降の株価下落で配当利回りは高くなっています。2021年3月期の配当予想は未定となっていますが、前期の実績(94円)から計算すると、実績配当利回りは約4.5%です。
配当利回りは平均2%前後ですので、コマツ(小松製作所)は高配当です。
コマツ(小松製作所)の配当金は長期的に増加している
さらに、コマツ(小松製作所)の配当金の推移を見ると、以下のようになっています(公式ホームページのデータから作成)。
長期的に見ると配当金はだんだん増加しており、2010年~2019年の10年間で約7倍の予定です。2020年3月期はやや減配となりましたが、依然として配当金の水準は高いです。
現在の配当性向は約58%であり、まだ増配余地があります。
※配当性向:税引後純利益のうち、何%を配当金として支払ったかの指標
業績の大幅悪化が無ければ、更なる増配も見込めそうです。
コマツ(小松製作所)の株主優待はオリジナルミニチュア
コマツの株主優待は、非売品のオリジナルミニチュアです。例えば、過去の株主優待では以下のようなミニチュアがもらえました(引用:公式ホームページ)。
株主優待の対象者は、コマツの株式を300株以上保有し、かつ保有期間が3年以上の株主です。
条件がやや厳しいですが、コマツのファンの方にはうれしいミニチュアです。
コマツ(小松製作所)と競合企業の比較について
コマツ(小松製作所)の競合企業として、日立建機、加藤製作所、竹内製作所の業績と各種投資指標を比較してみました。
売上高、営業利益の比較
コマツ(小松製作所)、日立建機、加藤製作所、竹内製作所の売上高、営業利益を比較した結果が以下です(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
売上高、営業利益の成長が著しいのは竹内製作所です。竹内製作所は海外販売比率が高くてミニショベルに強い、建機中堅メーカーです。
一方、コマツや日立建機は成長率では劣りますが、リーマンショック後でも営業赤字になっていないという特徴があります(逆に、加藤製作所、竹内製作所はリーマンショック後に営業赤字になっています)。
成長性なら竹内製作所、安定感なら大手のコマツ、日立建機が良さそうです。
投資指標の比較
コマツ(小松製作所)、日立建機、加藤製作所、竹内製作所の投資指標を比較した結果が以下です(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
コマツ、日立建機、竹内製作所は、PER、PBRの割安さでみると同程度です。
一方、ROE、ROAの高さでみると、竹内製作所、日立建機が良さそうです。現在の投資指標で見ると、竹内製作所、日立建機が最も投資に適しているように見えます。
ただし、これらの指標は比較的景気がまだ堅調な時期の決算に基づいています。建設機械メーカーの業績は一般的に景気に敏感なため、新型コロナ問題で急速な景気悪化が見込まれる今期の投資指標は一変する可能性があります。
リーマンショック後に営業赤字になっている竹内製作所、加藤製作所は、業績の安定性の観点でコマツ、日立建機に劣ります。
安定感を重視するならコマツや日立建機、将来を見据えた長期投資なら竹内製作所が良さそうです。
直近決算の状況
コマツ(小松製作所)の四半期決算の推移を見てみましょう(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
米中貿易摩擦を原因とした景気停滞が続いたため、2019年4-6月期(1Q)以降、減収減益(前年同期比)が続いています。
また、新型コロナ問題が本格化し始めた2020年1-3月期は急速に業績が悪化しており、2020年4-6月期以降はさらに厳しい状況になるだろうと予想されます。
いち早く感染が収束した中国では、景気対策のためのインフラ投資が活発化しているといわれますが、全世界的な回復は当分先になりそうです。新型コロナ問題の行方には注意が必要です。
【まとめ】コマツ(小松製作所)の株価は買い時か?私の総合的な投資判断について
コマツ(小松製作所)の投資判断について、下表にまとめました。各項目について、私なりの基準で◎、〇、△、× の4段階で評価してみました。
観点 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
業績の成長 | × | 長期的に増加しているが、新型コロナ問題で今期の業績は未定 |
利益率の高さ | 〇 | 営業利益率は約10%でやや高い |
キャッシュフロー | 〇 | キャッシュフローは良好 |
財務の健全さ | 〇 | 自己資本比率が約49% |
株価の割安さ | △ | やや割安なフェアバリュー |
配当、株主優待 | 〇 | 配当利回りは約4.5%で高い 株主優待はオリジナルミニチュア |
コマツ(小松製作所)は世界2位の総合建設機械メーカーです。同社は利益率が高く、財務も良好な大型・優良企業です。
コマツ株は配当利回りが高いうえ、株価に割高感はありません。大型・高配当株で投資したい方に適した銘柄です。
一方、コマツの業績は景気に左右されやすい特徴があります。米中貿易摩擦や新型コロナ問題などで、足元の業績はやや悪化傾向であり、深刻な景気後退に陥った場合は、更なる株価下落もありそうです。
一時的な株価下落は耐えて高配当狙いで長期保有する、または本格的な不況が来て株価が十分下がってから投資するのが良さそうと考えています。
銘柄選定の参考になれば幸いです。
コマツ(小松製作所)の株の買い方
最後に、コマツ(小松製作所)の株を少額から、安い手数料で買う方法について解説します。手数料は運用成績を確実に悪化させる要因ですので、できるだけ手数料が安い証券会社を利用しましょう。
主なネット証券の一覧
投資をするなら、対面型証券会社よりもネット証券が良いです。ネット証券は運営コストが安いので、対面型の証券会社より格段に手数料が安いです。
主なネット証券12社とおすすめの用途は以下のようになっています。
会社名 | おすすめの用途 | 当ブログの評価記事 |
---|---|---|
SBI証券 | 何でも | SBI証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
楽天証券 | 投資信託 (ポイント) | 楽天証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
マネックス証券 | 米国株 | マネックス証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
松井証券 | ロボアドバイザー (投信工房) | |
auカブコム証券 | 日本株 | |
GMOクリック証券 | 日本株 (財務分析ツール) | GMOクリック証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
SBIネオモバイル証券 | 日本株 (単元未満株) | SBIネオモバイル証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
ストリーム(株アプリ) | 日本株 (手数料) | ストリーム(STREAM)のメリット・デメリット、評判・口コミ |
LINE証券 | 日本株 (単元未満株) | LINE証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
PayPay証券 (旧:ワンタップバイ) | 米国株 | PayPay証券(旧:ワンタップバイ)のメリット・デメリット、評判・口コミ |
岡三オンライン | 日本株 | |
ライブスター証券 | 日本株 |
- SBIネオモバイル証券:1株から少額投資できて、手数料も格安
- LINE証券
:操作性が良くて、はじめての投資でも使いやすい(1株から少額投資可能)
- ストリーム(STREAM)
:株式の取引手数料が無料(従来型の委託手数料について)
- SBI証券
:最大手のネット証券でオールマイティーに便利
格安な手数料で、1株から少額投資したいならSBIネオモバイル証券
日本株の通常の取引単位は100株(1単元)です。コマツ(小松製作所)の株価は2099.5円(2020/5/21終値)ですので、通常は約27万円くらいの資金が無いと購入できません。大金を一度に投資すると、失敗したときのダメージが大きくなりますし、そもそも投資資金が豊富でないと買えないという問題があります。
少額からリスク控えめに投資したいなら、SBIネオモバイル証券の単元未満株制度を使うとよいです。なぜなら、格安な月額手数料で、1株から何度でも売買できて便利だからです(単元未満株のメリット・デメリットはこちら)。
SBIネオモバイル証券は2019年4月に営業開始した新興ネット証券ですが、ネット証券最大手のSBI証券とCCC(TSUTAYAやTポイントの運営会社)の合弁会社なので、信頼感もあります(SBIネオモバイル証券のメリット・デメリットはこちら)。
はじめての投資で使いやすさを重視したいならLINE証券
LINE証券は、コミュニケーションアプリで国内最大手のLINEが2019年にスタートした、新しいネット証券です。LINE証券では1株から少額ずつ投資できるうえ、日中取引のスプレッド(実質的な手数料)は0.2~0.5%で安いです(昼休み・夜間は1.0%)。
※LINE証券の手数料について、詳しくはこちら
LINE証券はアプリ開発の大手企業が運営しているだけあって、操作性が良く、使いやすいです。単元未満株は取扱銘柄が限定されているというデメリットがありますが、有名な大企業の多くは投資可能です(単元株=100株単位ならほとんどの銘柄を売買できます)。
はじめて投資する方で、使いやすさを重視するならLINE証券が適しています。
株式の取引手数料を無料にしたいならストリーム(STREAM)
株アプリ「ストリーム(STREAM)」は2018年にスタートした、新しいネット証券です。SBI証券や楽天証券のような知名度はありませんが、株式の取引手数料がゼロ円という他にはない特長を持っています(ストリームのメリット・デメリットはこちら)。
ストリーム(STREAM)は新興ネット証券ですが、KDDIや大和証券などの大企業も出資している会社が運営していますので、ある程度の信頼感はあると考えています。
最大手のネット証券でオールマイティーに便利なのはSBI証券
株取引をするなら、信用ある大手がいいという場合は、SBI証券がおすすめです。SBI証券は国内株式個人取引シェアNo.1であり、最初に開いた口座がSBI証券という方は多いです。
SBI証券の手数料は無料ではないですが、他証券と比較しても安い水準です。また、SBI証券は夜間取引やIPO(新規公開株)など、取り扱う商品・サービスが豊富なので、オールマイティーに使いやすいのがメリットです(SBI証券のメリット・デメリットはこちら)。
アンケート:株価分析を希望する銘柄があれば、教えてください
もし、株価分析を希望する銘柄があれば、下記のアンケートで投票いただけるとうれしいです。
分析記事の対象銘柄選びの参考にさせていただきます(過去の株価分析記事はこちら)。
投票の仕方:
- 以下の銘柄の中で、株価分析を希望する銘柄に投票してください。選択肢にない銘柄をご希望であれば、自分で追加することも可能です。
- 書き込む場合は銘柄コードではなく、日本株の銘柄名でご入力ください。
- 本アンケートは日本株限定でお願いします。
- 書き込む場合は、日本株の銘柄名のみを入力してください。もし、それ以外の不適切な内容が書き込まれた場合は削除することもありますので、ご了承願います。
- 銘柄数が多くなりすぎた場合は、サイト管理者が整理することがありますので、あらかじめご了承ください
- できるだけご希望に沿えるように記事を作成していきたいと思いますが、余暇を使って記事を作成している関係上、すべてのご希望にお応えできるとは限りません。あらかじめご了承いただけますよう、よろしくお願いします。