- 「東京海上ホールディングス(以下東京海上HD)に興味があるけど、業績や財務はどうなのだろうか?」
- 「東京海上HDの株価は割安?割高?」
東京海上HDは増配を続けているうえ、自社株買いも頻繁に行っているため、株主還元に積極的な企業として投資家に人気があります。
東京海上HDの株価は2017年以降、徐々に上昇していましたが、2020年3月のコロナショックで大幅に下落しました。東京海上HDの株価は買い時と考えてよいでしょうか?
当サイト(ロイナビ)のアンケートでも株価分析希望が多かったので、調べてみました。
本記事では東京海上HDの業績や財務内容、株価の割安さなどから、今の株価は買い時なのか?について私の考えを紹介します。
本記事は、自分の銘柄調査の一環として行ったものです。私なりの投資判断が含まれていますが、投資を推奨するものではありません。
投資をする際は、最新の情報を調べたうえで、自己責任で投資判断をお願いします。
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「東京海上HD」株の買い方
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私の代表的な6つの投資判断基準
投資判断基準は投資スタイルによって異なります。私の場合、業績好調な割安株(バリュー株)への投資が好きなので、以下の6つの観点を重視しています。
上記6つの観点で東京海上HDの株価は買い時なのか、私なりに検討してみました。
東京海上HDの業績は長期的に成長していたが、今期は減益見込み
1つ目の判断基準は「業績は成長しているか?」です。
2011年以降の東京海上HDの長期業績(売上高・営業利益)は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
- 売上高:右軸
- 営業利益:左軸(0からのスタートではないことに注意してください)
東京海上HDの売上高はリーマンショックの前後に減少していますが、その後は2011年を底として増収が続いています。
また、経常利益はリーマンショック直後の2009年に有価証券評価損などが理由で一時的に赤字に陥りました。しかし、その後は長期的に増加基調が続き、2019年に最高益となりました。2011年からの8年間で経常利益は約3倍に急成長しています。
東京海上HDは業績が安定しやすいビジネスモデルであることが強み
東京海上HDの収益は、主に自動車保険や火災保険などの損害保険事業から得ています。
損害保険事業は定期的な更新を見込める、長期的なビジネスモデルです。また、近年の火災保険のように、大規模な自然災害の増加などで保険金の支払いが増えた場合は、保険料を値上げして採算を改善しやすいという特徴があります。
そのため、一時的な資産運用評価損が発生したリーマンショック時を除いて、収益は比較的安定しているという良さがあります。
今後の業績懸念は、新型コロナ問題に伴う金融市場の悪化
一方、2021年3月期は新型コロナ問題により、以下の懸念があります。
- 金融市場の悪化に伴う運用損失の発生
- 新型コロナ問題による対面販売自粛の影響(2021年3月期1Q決算をみる限り、比較的軽微とみられる)
特に影響が大きいとみられるのは「金融市場の悪化に伴う運用損失の発生」です。
今のところ、各国の大規模な財政政策・金融政策に支えられているため、金融市場は大きな混乱に至っていません。そのため、2021年3月期の東京海上HDの業績見通しはやや減益程度にとどまっています。
しかし、まだ新型コロナ問題は進行中です。今後、何かをきっかけに大規模な金融ショックが発生する可能性はあります。
もし金融ショックが起きた場合は、東京海上HDの業績にも多大な影響が出ると考えられます(たとえば、リーマンショックの直後の東京海上HDは一時的に経常赤字に陥り、株価は1年で半値以下になっています)。
投資する際は、投資額を限定するなど、突然発生するリスクに備える必要があります。
東京海上HDの経常利益率は平均的な水準
2つ目の判断基準は、利益率の高さです。利益率は競争力の強さを表す目安であると考えており、利益率は高いほど良いです。
東京海上HDの2011年以降の経常利益率、ROE(自己資本利益率)、ROA(総資産利益率)は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
2014年以降の東京海上HDの経常利益率は6~8%、ROEは7~8%です。2021年3月期は予想ROE=5.3%となっていますが、これは新型コロナ問題により減益見通しとなっているためです。
一方、日本企業の平均ROEは8%くらいといわれています。東京海上HDの収益性は平均的な水準であり、あまり高いとは言えません。
東京海上HDのキャッシュフローは2014年以降、増加している
3つ目の判断基準は、キャッシュフローの潤沢さです。キャッシュフローは現金の出入りを表す数値であり、事業の実態を反映する指標として重要です。
東京海上HDのキャッシュフローの推移は、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
特に重要といわれる、営業キャッシュフローは2014年以降に増加し、安定的に推移していることがわかります。
一方、リーマンショック後から2013年までは営業キャッシュフローをあまり稼げていなかったことは懸念点です。比較的安定しているといわれる損保事業ですが、経済ショックの影響は避けられないことがわかります。
長期の業績・財務状態を調べるのに便利な財務分析ツール3選
銘柄分析をするときに、決算短信や有価証券報告書を全部調べていくのは大変です。各社が提供している財務分析ツールを上手に使って、効率よく銘柄分析するとよいです。 中でも、私が主に使っているのは以下の3つです。- マネックス証券 の銘柄スカウター
- GMOクリック証券 の財務分析ツール
- 会社四季報CD-ROMのスクリーニング機能
東京海上HDの財務は健全
4つ目の判断基準は財務の健全さです。
貸借対照表(BS、バランスシート)をみると、企業の保有資産や負債などの内訳がわかります。売上高や利益などのデータに表れない、企業の強みや危険な兆候が貸借対照表に表れます。
売上高や利益も大事ですが、それ以上に貸借対照表のきれいさのほうが重要と私は考えています(同様に、キャッシュフローのきれいさも重要です)。
東京海上HDの貸借対照表は以下のようになっています(引用:GMOクリック証券の財務分析ツール)。
東京海上HDの自己資本比率は約13%だが、問題ない
一般的に、自己資本比率の目安は、30%くらいで普通、40%以上あれば優良といわれます。
一方、東京海上HDの自己資本比率は約13%で低いですが、これは問題ではありません。
なぜなら、東京海上HDのような保険業は保険契約準備金(将来の保険金などの支払いに備えて積み立てが義務づけられているもので、負債に計上される)を用意する必要があるため、自己資本比率が低くなるのが普通だからです。
たとえば、競合のSOMPOHの自己資本比率は約13%、MS&ADHは約11%です。
東京海上HDのソルベンシー・マージン比率は995%であり、健全
詳しく見ると、東京海上HDの負債の大部分を占める保険契約準備金は17.3兆円であるのに対して、有価証券の保有額は18.0兆円あり、その他の資産もあります。負債をカバーするのに十分な資産があることがわかります。
また、保険会社の財務健全性を示す指標である「ソルベンシー・マージン比率」は995%もあり、健全性の目安といわれる200%を大きく上回っています。
東京海上HDの財務は健全であり、問題ないです。
東京海上HDの株価はやや割高なフェアバリュー
5つ目の判断基準は、株価の割安さです。
東京海上HDの株価チャートは以下のようになっています(引用:SBI証券のホームページ)。
東京海上HDの株価は2017年以降、徐々に上昇が続いています。株価は割高ではないでしょうか?
ここでは、株価の割安さの指標として、以下の3つを使って検討してみました。
- PER(株価収益率)
- PBR(株価純資産倍率)
- 企業価値評価手法による理論株価
PERやPBRは多くの人が使っているので無視できない株価指標ですが、欠点もあります(PER・PBR・ROEの使い方と注意点についてはこちら)。
一方、私が最も重視しているのが、「企業価値評価手法による理論株価」です。
企業価値評価手法では事業性と資産性を総合評価するため、合理的に株価の割安度を測ることができます。
割安株投資をするなら、企業価値評価手法による理論株価がおすすめです(理論株価の考え方と計算方法についてはこちら)。
東京海上HDはPERが約19倍で、金融・保険業の中ではやや割高な水準
最初に、東京海上HDのPERの推移を見ると、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)
東京海上HDのPERは2018年に17倍を超えていましたが、その後はやや低下して13倍前後が続いていました。しかし、新型コロナ問題で株価が下落した一方、業績見通しがそれ以上に悪化したため、現在のPERは約19倍となっています。
PERの平均値は15倍くらいが目安といわれます。現在の東京海上HDのPERはやや割高な水準です。
東京海上HDはPBRが約1.0倍で、適正な水準
次に、東京海上HDのPBRの推移を見ると、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)
東京海上HDのPBRは2017年以降、0.9~1.2倍となっており、現在のPBRは約1.0倍です。
PBRは1倍が解散価値(事業を清算したときに残る、帳簿上の価値)といわれ、下値の目安とされています。1倍以下なら株価は割安といわれますが、業績がよい企業であれば1倍以上になるのが普通です。
業績がやや悪化しつつある東京海上HDのPBR(1.0倍)は適正な水準です。
東京海上HDの株価は理論株価(企業価値)に対してやや割高なフェアバリュー
割安度の指標として有名なPER、PBRは一面的な評価であり、企業の実態がわかりにくいという弱点があります。
そのため、私が株価の割安さを判断するときは、企業価値評価手法によって求めた理論株価を重視しています。
企業価値(理論株価)を計算する手法はいろいろありますので、自分の考え方に合った手法をとるとよいです。
私の場合は、GMOクリック証券 の財務分析ツールで使われている手法と基本的に同じ考え方であるため、前記ツールを参考値として使っています(GMOクリック証券の財務分析ツールの特徴と使い方についてはこちら)。
理論株価(適正株価)の計算式と使い方の注意点。おすすめは企業価値評価手法
GMOクリック証券の財務分析ツールによると、東京海上HDの理論株価は以下のようになっています。
※GMOクリック証券の財務分析ツールでは、「金融機関については、資産すべてが事業資産であるとの考えに基づき、財産・負債がゼロ」となっています。
東京海上HDの理論株価 = 事業価値は4030円となっています。実際の株価4816円(2020/8/21終値)は理論株価に対してやや割高なフェアバリューです。
理論株価は決算発表が出るごとに変わります。
最新の理論株価を調べるには⇒ GMOクリック証券
株主価値と時価総額の推移
さらに、株主価値と時価総額の推移についても見てみましょう。
株主価値(企業価値)は前記の理論株価に発行済み株式数をかけたものです。また、時価総額は株価に発行済み株式数をかけたものを表します。
したがって、下図は株主価値⇒理論株価、時価総額⇒株価と置き換えて見てください。
東京海上HDの株主価値と時価総額の推移は下図のようになっています(引用:GMOクリック証券の財務分析ツール)。
東京海上HDの市場価値は一貫して割高になっています。新型コロナ問題で株価が下落し、株主価値と市場価値の乖離はだいぶ小さくなってきましたが、それでもやや割高な状態です。
一段の金融ショックなどが発生しない限り、やや割高な状況は続きそうです。
割安株を探すのに便利なスクリーニングツール
企業価値評価手法による理論株価でスクリーニングできるツールは少ないです。その中で、私が主に使っているのは以下の2つです(財務分析ツールの特徴と使い分け方についてはこちら)。- GMOクリック証券 の財務分析ツール
- 会社四季報CD-ROMのスクリーニング機能
東京海上HDの配当利回りは高いが、株主優待はない
6つ目の判断基準は株主還元(配当・株主優待)をする姿勢があることです。
配当や株主優待には賛否両論あり、無いほうが良いという人もいます。しかし、配当や株主優待がある銘柄は、市場がショックに見舞われたときの株価下落率が比較的小さいという良さがあります。
そのため、私は業績などを最優先としたうえで、株主還元姿勢がある銘柄はなおよいと考えています。
東京海上HDの配当・株主優待について、詳しく見ていきます。
東京海上HDは配当利回りが高い
東京海上HDの配当金利回りの推移は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
2020年3月のコロナショックで、一時的に予想配当利回りは5%を超えました。しかし、その後、予想配当額が下がり、現在の配当利回りは約4.2%になっています。
日本株の平均的な配当利回りは2%前後ですので、東京海上HDの配当利回りは高配当な水準です。
東京海上HDは長期的に増配を続けている
さらに、東京海上HDの配当金の推移を見ると、以下のようになっています(有価証券報告書のデータから作成)。
2013年以降、業績拡大に伴って、増配を続けています(一時的な配当分を除く)。2012年~2021年の9年間で約4倍になっています。
一方で、2021年3月期の予想配当性向は約80%であり、さらなる増配は厳しそうです。
※配当性向:税引後純利益のうち、何%を配当金として支払ったかの指標
増配を続けるためには、業績の回復・伸長が不可欠です。配当を期待して投資する場合は、今後の業績に注意が必要です。
東京海上HDは株主優待がない
残念ながら、東京海上HDに株主優待はありません。
株主優待を楽しみにしている人にとっては、この点はマイナスです。
東京海上HDと競合企業の比較について
東京海上HDの競合企業として、SOMPOH、MS&ADの業績と各種投資指標を比較してみました。
売上高、営業利益の比較
東京海上HD、SOMPOH、MS&ADの売上高、営業利益を比較した結果が以下です(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
東日本大震災があった2011年ごろに3社とも業績が悪化していますが、その後は成長が続いていました。
しかし、2021年3月期は新型コロナ問題により、3社とも減益、または横ばいにとどまっています。3社とも運用損益の影響が大きいため、今後の金融市場の動向には注意が必要です。
投資指標の比較
東京海上HD、SOMPOH、MS&ADの投資指標を比較した結果が以下です(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
PER、PBRの割安さではSOMPOHやMS&ADHがよさそうです。一方、ROE、自己資本比率の高さでは東京海上HD、SOMPOHがやや良いです。
あまり大きな差があるわけではないですが、東京海上HDは優良企業として人気がある一方、株価はやや高めという特徴があるようです。
直近決算の状況
東京海上HDの四半期業績の推移を見てみましょう(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。
2020年3月期1Qは資産運用損失のため、前年同期比で微増収、微減益となっています。新型コロナ問題の影響は、他の一部の業界に比べれば大きくないです。
しかし、通期業績では約27%の経常減益の計画となっています。今後の業績(特に金融市場がどうなるか)には注意が必要です。
【まとめ】東京海上HDの株価は買い時か?私の総合的な投資判断について
東京海上HDの投資判断について、下表にまとめました。各項目について、私なりの基準で◎、〇、△、× の4段階で評価してみました。
観点 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
業績の成長 | △ | 安定的に成長していたが、2021年3月期は減益見込み |
利益率の高さ | △ | ROEは平均的な水準 |
キャッシュフロー | 〇 | 営業キャッシュフローは潤沢だが、0近辺の時期もあった |
財務の健全さ | 〇 | ソルベンシー・マージン比率は995%で健全 |
株価の割安さ | 〇 | やや割高なフェアバリュー |
配当、株主優待 | 〇 | 配当利回りは4.2% 株主優待はなし |
東京海上HDは業績が安定的であり、緩やかに成長している優良企業です。保険会社の財務の健全性を表すソルベンシー・マージン比率も高いので、事業継続性も高いと考えてよさそうです。
また、東京海上HDは配当利回りがやや高く、自社株買いにも積極的なので、安心して長期保有できます。
一方、今期の東京海上HDの業績は新型コロナ問題により、減益見通しとなっています。
株価は2020年3月のコロナショックでやや安くなりましたが、それでもやや割高感があります。しばらくは株価の上昇は見込めないかもしれません。
東京海上HDは、何らかの金融ショックで株価が大幅に安くなった時に投資する、もしくは配当目的で気長に長期保有するのが良さそうな銘柄だと考えています。
銘柄選定の参考になれば幸いです。
東京海上HDの株の買い方
最後に、東京海上HDの株を少額から、安い手数料で買う方法について解説します。手数料は運用成績を確実に悪化させる要因ですので、できるだけ手数料が安い証券会社を利用しましょう。
主なネット証券の一覧
投資をするなら、対面型証券会社よりもネット証券が良いです。ネット証券は運営コストが安いので、対面型の証券会社より格段に手数料が安いです。
主なネット証券12社とおすすめの用途は以下のようになっています。
会社名 | おすすめの用途 | 当ブログの評価記事 |
---|---|---|
SBI証券 | 何でも | SBI証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
楽天証券 | 投資信託 (ポイント) | 楽天証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
マネックス証券 | 米国株 | マネックス証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
松井証券 | ロボアドバイザー (投信工房) | |
auカブコム証券 | 日本株 | |
GMOクリック証券 | 日本株 (財務分析ツール) | GMOクリック証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
SBIネオモバイル証券 | 日本株 (単元未満株) | SBIネオモバイル証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
ストリーム(株アプリ) | 日本株 (手数料) | ストリーム(STREAM)のメリット・デメリット、評判・口コミ |
LINE証券 | 日本株 (単元未満株) | LINE証券のメリット・デメリット、評判・口コミ |
PayPay証券 (旧:ワンタップバイ) | 米国株 | PayPay証券(旧:ワンタップバイ)のメリット・デメリット、評判・口コミ |
岡三オンライン | 日本株 | |
ライブスター証券 | 日本株 |
- SBIネオモバイル証券:1株から少額投資できて、手数料も格安
- LINE証券:操作性が良くて、はじめての投資でも使いやすい(1株から少額投資可能)
- ストリーム(STREAM):株式の取引手数料が無料(従来型の委託手数料について)
- SBI証券:最大手のネット証券でオールマイティーに便利
格安な手数料で、1株から少額投資したいならSBIネオモバイル証券
日本株の通常の取引単位は100株(1単元)です。東京海上HDの株価は4816円(2020/8/20終値)ですので、通常は約49万円くらいの資金が無いと購入できません。大金を一度に投資すると、失敗したときのダメージが大きくなりますし、そもそも投資資金が豊富でないと買えないという問題があります。
少額からリスク控えめに投資したいなら、SBIネオモバイル証券の単元未満株制度を使うとよいです。なぜなら、格安な月額手数料で、1株から何度でも売買できて便利だからです(単元未満株のメリット・デメリットはこちら)。
SBIネオモバイル証券は2019年4月に営業開始した新興ネット証券ですが、ネット証券最大手のSBI証券とCCC(TSUTAYAやTポイントの運営会社)の合弁会社なので、信頼感もあります(SBIネオモバイル証券のメリット・デメリットはこちら)。
はじめての投資で使いやすさを重視したいならLINE証券
LINE証券は、コミュニケーションアプリで国内最大手のLINEが2019年にスタートした、新しいネット証券です。LINE証券では1株から少額ずつ投資できるうえ、日中取引のスプレッド(実質的な手数料)は0.2~0.5%で安いです(昼休み・夜間は1.0%)。
※LINE証券の手数料について、詳しくはこちら
LINE証券はアプリ開発の大手企業が運営しているだけあって、操作性が良く、使いやすいです。単元未満株は取扱銘柄が限定されているというデメリットがありますが、有名な大企業の多くは投資可能です(単元株=100株単位ならほとんどの銘柄を売買できます)。
はじめて投資する方で、使いやすさを重視するならLINE証券が適しています。
株式の取引手数料を無料にしたいならストリーム(STREAM)
株アプリ「ストリーム(STREAM)」は2018年にスタートした、新しいネット証券です。SBI証券や楽天証券のような知名度はありませんが、株式の取引手数料がゼロ円という他にはない特長を持っています(ストリームのメリット・デメリットはこちら)。
ストリーム(STREAM)は新興ネット証券ですが、KDDIや大和証券などの大企業も出資している会社が運営していますので、ある程度の信頼感はあると考えています。
最大手のネット証券でオールマイティーに便利なのはSBI証券
株取引をするなら、信用ある大手がいいという場合は、SBI証券がおすすめです。SBI証券は国内株式個人取引シェアNo.1であり、最初に開いた口座がSBI証券という方は多いです。
SBI証券の手数料は無料ではないですが、他証券と比較しても安い水準です。また、SBI証券は夜間取引やIPO(新規公開株)など、取り扱う商品・サービスが豊富なので、オールマイティーに使いやすいのがメリットです(SBI証券のメリット・デメリットはこちら)。
アンケート:株価分析を希望する銘柄があれば、教えてください
もし、株価分析を希望する銘柄があれば、下記のアンケートで投票いただけるとうれしいです。
分析記事の対象銘柄選びの参考にさせていただきます(過去の株価分析記事はこちら)。
投票の仕方:
- 以下の銘柄の中で、株価分析を希望する銘柄に投票してください。選択肢にない銘柄をご希望であれば、自分で追加することも可能です。
- 書き込む場合は銘柄コードではなく、日本株の銘柄名でご入力ください。
- 本アンケートは日本株限定でお願いします。
- 書き込む場合は、日本株の銘柄名のみを入力してください。もし、それ以外の不適切な内容が書き込まれた場合は削除することもありますので、ご了承願います。
- 銘柄数が多くなりすぎた場合は、サイト管理者が整理することがありますので、あらかじめご了承ください
- できるだけご希望に沿えるように記事を作成していきたいと思いますが、余暇を使って記事を作成している関係上、すべてのご希望にお応えできるとは限りません。あらかじめご了承いただけますよう、よろしくお願いします。